院内報「こころ」
Medical Journal KOKORO
<休診日のお知らせ>
*10月13日(土)と11月10日(土)は 休診となりますのでご注意ください。
*また、11月22日(木)は院長・副院長とも学会参加のため全面休診となりますのでご了承下さい。
創立5周年を迎えるにあたって
この10月で、嶋田クリニックが創立5周年を迎えることとなりました。思えば今は亡き、旧・国立泉北病院が移譲されることが決定的となった数年前、同病院に永年勤めていた我が身の振り方を熟慮した結果ここに開業させていただいた次第ですが、当時の心境としてはまさに「背水の陣」、果たしてうまくやって行けるのだろうかと心細いスタートでしたが、地域の方々の甚大なるご支援を賜わったお蔭でクリニックとして形になってまいりました。また、優秀なスタッフにも恵まれ、医院のレベルとしてはまずは及第点をいただいても良い位までになったのではと自負いたしております。これもスタッフの皆さんが私が理想とする医療像を理解して努力してくれたお蔭と感謝しています。
「かかりつけ医」として地域の皆様に親しんでいただけることを目ざしてまいりましたが、丁寧な診療、何でも相談していただけるような雰囲気作りに努め、さらには健康教室の開催や機関誌の発行なども行ってまいりました。足の不自由な方には階段を昇り降りして頂かねばならないことなど、エレベーター設置もままならない現状ではクリニックを移転しなければ実現出来ないような難題もまだまだありますが、より理想に近づいていけるよう、これからも皆様のお声を拝聴しつつ頑張ってまいりますのでよろしくお願いいたします。(院長)
診察室から
院長から皆様へのアドバイス
*診察室で「8月後半の台風のころから体調が悪い」と訴えられる方が今年は多いような印象を持ちました。やはり「季節の変わり目」なのだなあと妙な具合で秋の訪れの近いことを実感。この時期、「いくら寝ても寝足らない」「体がだるくて休んでいたい」と感じられる方が多いと思いますが、自律神経系もコントロール不良に陥りやすいこの時期、むしろ体自身が休息するようにし向けているんだと解釈していただき、まずは休息することが一番の薬と決め込むことも重要だと考えます。
*「血圧が高い」とあわてて訴えられる方が多くなるのも時候の変わり目の特徴。そもそも血圧は時々刻々と変化するものです。血圧をコントロールする自律神経が不安定になるこの時期、さらに変化しやすいと言えます。まずは心を落ち着けて座って深呼吸を繰り返してから血圧を測ること、またいつもに比べて高い時は、10分くらいしてからもう一度測ること。それで下がれば大丈夫です。しかし一方、上がるべくして血圧が上がっている場合があります。例えば脳血流が落ちている場合、脳血流を増やそうとして自律神経の働きとして血圧が高くなっている場合があります。このような場合、無理に血圧を下げると良くないことがあります。また、本来年令と共に平均血圧は上昇して行きます。80才以上の血圧は高くても下げるべきではないとの意見もあります。たかが血圧、されど血圧。それぞれの患者さんに応じた最適なコントロールのお手伝い・ご相談をさせていただきます。
*「体重を減らすよう努力して下さい」と指導される方も多いと思います。そんな時極端にダイエットされる方があります。しかし必要な栄養素まで摂取しないでいると、骨や筋肉なども侵されてしまうなど、本来保つべき組織まで減ってしまいます。過度にならない範囲でバランスよく栄養をとりながら、やはり適度な運動をしっかりやる事を併行しなければなりません。一方、成長期の女性が極端なダイエットに走り、骨粗鬆症の予備軍となっているのを見受けます。健康に関しては「バランス良く」というのが良いようです。(院長)
『すこやか健診』を受けられる皆様へ
事務スタッフ:森永真紀
今年の夏は例年に比べより一層暑さが厳しく、ご体調を崩された方も多いと思います。まだまだ残暑は厳しいですが、朝や夜の風が涼しく心地良く感じ、少しずつ秋に近づいている季節の流れを感じています。話は変わりますが、当クリニックでも、堺市民健診の一つである『すこやか健診』を予約制でさせていただいておりますが、その健診項目の一つに「採血検査」があり、その際、(1) 食事を取られてから4時間以上あけていただく事、(2) お茶・お水などカロリーの無い飲み物は飲んでいただいても大丈夫である事、この2点をご注意いただきたいと思います。
一般の「採血検査」の場合も全く同じですのでよろしくお願いいたします。どんな小さな事でもお分かりにならない事がございましたら、何なりと受付にお声をおかけ下さい。これからも今まで以上に皆様の信頼にお応えできる様に前向きに、そしてどんな時でも笑顔を忘れず、「安心できるクリニック」を目指し、前進して行きたいと思っております。
じっくりと私とおつきあいくだ さい
看護婦スタッフ:中尾 恵
今年10月でクリニック開院5周年。私が勤務開始してからは2年数カ月経ちます。皆様!私の第一印象は、やはり“茶髪のヤンキー姉ちゃん・マジ看護婦!?大丈夫なん!?”でしたか?私からのお願いです、私とじっくりお話して下さい。きっと本当の私を知っていただけると思います(笑)。
主に在宅医療に関わらせていただいております。私は患者さんがご自宅で少しでも快適に、よりご安心して長く生活していただけるよう、また患者さん・ご家族の癒しとご発展につなげられるような援助をさせていただけるよう、日々努力をしております。まだまだ勉強不足でご迷惑をおかけしている所がたくさんあると思いますが、今後も頑張って行きたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
在宅医療に関してどんなことでもご相談・ご希望がございましたらお気軽にお声をおかけ下さい。親切丁寧な院長、美人で優しい副院長、べっぴんで明るいナース達が訪問させていただきます(笑)。(「男前」が抜けてるぞ~:院長の声)
第9回 嶋田クリニック 健康教室講座
主題:『医学・医療はどこまで進んだか』
◎日時:平成13年10月18日(木)午後1時30分~
約1時間
◎場所:栂文化会館 3階視聴覚教室
(会場にはエレベーターがあります)
※参加費無料。参加ご希望の方は受付まで、お申込み下さい。
(資料の準備上、必ずお申し込み下さい)
当クリニックの患者さん以外の御参加も歓迎いたします。
健康教室も第10回を迎えることとなりました。いつもの健康教室とは趣を異にして、院長が医者生活を振り返りながら、医学・医療の進歩について、実感をまじえながらお話ししたいと予定しております。現在、日々の医学・医療の進歩についてマスコミが報道しておりますが、今日、医学・医療がどこまで進んだのか、院長の理解の及ぶ範囲で皆様にお話ししたいと考えております。しかし、医学・医療がどんなに進んでも、健康の維持というものは地道な毎日の心掛け・努力の積み重ねであることを強調したいと考えます。話があれこれ脱線するかもしれませんが、皆様のご興味にお応えできるようなお話にしたいと思っております。奮ってのご参加をお願いいたします。(院長)