◆◆ 休診日のお知らせ ◆◆

☆6月8日(木)は学会参加のため休診いたします。

☆夏季休診期間のお知らせ:

 8月11日(祝日)~20日(日)は全面休診です。

  ・・・   以上の日はご来院されないよう、ご注意下さい。

 

 

☆★ 帯状疱疹(ヘルペス)

   ワクチンで予防   副院長 ★☆

   

 激しい痛みを伴う帯状疱疹(たいじょうほうしん)をご存知ですか? ヘルペスとも言います。

 ちくちく、ピリピリする痛みが起こった後、数日で体の左右どちらか片側に赤い発心ができて帯状に広がり、水ぶくれになります。 発疹ができやすいのは胸、腹部、背中、顔、頭部などです。帯状疱疹の原因は子供のころに感染した水ぼうそうのウイルスで、水ぼうそうが治った後も体内の神経節に潜んでおり、過労や加齢で抵抗力が落ちるとウイルスが神経節を飛び出し、神経に沿って表面に現れるものです。

 5~7人に1人が一生のうち一度は帯状疱疹を発症するといわれています。 ほとんどの人が水ぼうそうウイルスに感染しており、誰にでも発症する可能性があります。

 厚生労働省は、水痘ワクチンの効果・効能に「50歳以上の帯状疱疹の予防」の追加を承認しました。 ワクチン接種により健康被害が生じた場合、公的な救済措置の対象となります。 帯状疱疹は痛みが長引く場合もあり、高齢者では発症をきっかけに寝たきりになる人もいます。 当院では6500円(自費)で接種しています。 ご希望の方はご相談ください。(副院長)

 

 

💖 紫外線に気を付けましょう!💖  

  事務長  森永 真紀

 新緑の季節となり、暖かい日差しが気持ち良くなってきましたね。 これからの時期は紫外線がやはり気になります。 みなさんもご存じだと思いますが、5月から9月頃にかけての紫外線量が特に多いことがわかっていて、6月にはすでに真夏と同じくらいの紫外線対策が必要です(曇りの日も要注意!)。 一日のうちで午前10時から午後4時の間で約60%の紫外線量を占めているそうです。 この時間帯の外出を避けたいところですが、なかなか難しいですよね・・。 ですので、普段の生活に取り入れやすい予防対策についてお話します。

 ●紫外線に強い時間帯の外出を避けましょう。

 ●外出時には、日傘・帽子・サングラスを使用しましょう。

 ●日焼け止めクリームやスプレー等を上手に使用しましょう。

 最近は天気予報時に紫外線量予報も伝えてくれるので、外出時の参考にして色々外出を楽しみたいですね☆

    

 

💖 食中毒の季節がやってきました  💖

  看護師 住友 久美子

 新緑の季節となりピクニックや運動会などでお弁当やバーベキューを楽しまれる方も多いかと思いますが、夏に向かって湿度や気温が高くなるこれからの季節は細菌性食中毒が発生し始める時期でもあります。

 

 原因となる主な細菌は鶏肉などの肉類から感染するカンピロバクター、卵や鶏肉から感染するサルモネラ、O157は汚染された食品や飲料水、生肉など、腸炎ビブリオは魚介類から感染します。

 

 食中毒予防には細菌を・つけない、・増やさない、・やっつける、という3つの原則があります。

 

 ・ 細菌をつけない・・・調理前の手洗い、流水で食材を洗う。 調理器具、特に肉や魚を切った包丁やまな板をよく洗い、熱湯消毒する。

 

 ・ 細菌を増やさない・・・食材の温度管理に注意し、早く冷蔵庫に保存、料理は食べ切り、残れば清潔な容器に移し冷蔵庫で保存。 冷凍食品は常温での解凍はさける。

 ・ 細菌をやっつける・・・肉や魚は十分に火を通し、焼く時と食べる時のお箸は分ける。

 以上のことに十分ご注意ください。

 食中毒の主な症状は下痢や嘔吐、腹痛や発熱、倦怠感などです。 これらの症状があれば早めに医療機関を受診して下さい。

 

 

◆ ご高齢者の合言葉は? それは、

   「キョウイク」と「キョウヨウ」   院長 ◆

 泉北ニュータウンがまちびらきをして、本年は満50周年を迎えるとのことで、本年はいろんなイベントが予定されているようです。 その皮切りとなる講演会が去る2月25日にありました。 「こころ」誌でもご紹介したことがありますが(第82号:平成25年11月5日号)、ベストセラーとなった「里山資本主義」の著者の藻谷浩介さんがご講演されました。

 ご講演の中で面白いことを話されていました。 ご高齢者が日々心掛けるべきことは、「キョウイク」と「キョウヨウ」! 「キョウイク」は「教育」ではなく、「今日行くところがある」こと、「キョウヨウ」は「教養」ではなく、「今日用(事)がある」ことだそうです。 そう、行くところと用事が、毎日あるということ、それが大事なのです!

「何もすることがない・・・」などと感じることがどんどんと老化を深めていくことになります。 近隣の人たちとの交流を絶やさない、ボランティアや地域での活動に精を出す、読書や運動、畑仕事や庭の手入れなどを日課にする・・・そういう生活を毎日心掛けている方々は本来の年齢よりも若々しく見えますね。

 「キョウイク」と「キョウヨウ」をぜひとも合言葉にしてお過ごしください! (院長)

 

 

◆ 泉北ニュータウンは、

   ご高齢者の住み良い街      院長 ◆

 前の記事のつづきです。 2月25日の藻谷浩介さんの講演会では、竹山堺市長との懇談もあり、「これからの南区のまちづくり」と題する企画で、ご高齢者にとって、泉北ニュータウンがいかに住むのにふさわしい街であるかといった内容も話されました。 確かに、泉北ニュータウン(堺市南区)は堺市の中でも高齢化の進行が最も速いのですが、まちびらき当時、似たような若い年齢層が集中したために50年経って一挙に高齢者層が増えるという、大規模ニュータウン共通の特徴が出ている訳です。

 しかし、泉北ニュータウンの近隣には田園地帯が多い上に、ニュータウン内には大きな公園や整った緑道があり、一方でバス等の公共交通機関も整い、ナンバに直行できる鉄道があって都会へのアクセスも良い環境にあります。 大阪市内等の便利なところに引っ越されるご高齢者も多いと聞きますが、マンションの外は交通量が多く安心して歩けるところが少なく、かえって外出の機会が激減して活動量がグンと落ちて結局は寝たきりになってしまう実情があるといったお話もありました。 泉北はご高齢者にとって住み良いところと言えるのではないでしょうか。 難を言えば坂道が多いことと交通費が高いことでしょうか。 また、近隣センター等の商業施設も衰退してきている状況もあります。

 是非とも智恵を出し合って、ご高齢者のみならず若者や子育て世代たちにとっても住み良い環境になるよう、行政も私たち一人一人も頑張って行かなければならないと思います。(院長)

 

 

♣「院長の好きな言葉」シリーズ ⑨

  (鴨長明)方丈記「ゆく川の流れ」♠

 

  方丈記は鴨長明(かものちょうめい)の著作ですが、絶対的と思われていた京都・朝廷の時代(平安時代)から源平合戦を経て鎌倉幕府へと武家の時代へと移る動乱の時代に生きる中で実感した「諸行無常」が書き記されている随筆です。

 「ゆく川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかた(泡)は、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。 世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。」 時の流れは絶えることがないが、この世の中には常なるものがない。

 だからこそ、同じ時間空間を共にする者たちが、ご縁を大切にして、はかない世をいざこざなく共に過ごせたら、と思うのです。(院長)