院内報「こころ」
Medical Journal KOKORO
◆年頭にあたって:丑年に関連して◆
皆様、明けましておめでとうございます。 今年は十二支二番手の丑年です。 「丑」は手の指を曲げて物を握る様子を表わした象形文字で、つかむ、からむ、という意味があり、また、芽が種子の内部で伸び切らない状態を表わしているとのことです。
また、2021年の干支(えと)は「辛丑(かのと・うし)」で、十干の「辛」(かのと)は「植物が枯れて、新しい世界を築き上げようとする状態」を表し、「痛みを伴う幕引き」とも言える状態だそうです。
よって、2021年の干支(えと)の辛丑(かのと・うし) の「辛」は痛みを伴う幕引き、「丑」は殻を破ろうとする命の息吹、そして希望・・・それに基づくと、今年令和3年は、痛みを伴ないながらも新型コロナウイルスが緩やかに衰退して幕引きが起き、令和4年壬寅(みずのえ・とら)に向け殻を破ろうとする準備をし、希望が生まれる年になるのではと思っています。 この解釈通りに、新型コロナが終息に向かっていくことを心から願わずにはおれません。
一方、従来からの相場格言に「丑はつまずき」とあり、経済的には下落の1年となるかもしれないとの声もあります。 経済にとってはまだまだ苦しい時が続くのかも知れません。
なお、「丑」は方角では北から東へ30度の方向、時間ではおよそ午前1時~午前3時を指します。(怪談でよく出てくる「丑三ツ時」は午前2時ころ)。 今年の恵方は南南東で、そちらを向き、節分の恵方巻を食べて下さい。 今年の節分は(2月3日ではなく)2月2日ですのでお間違えなく!
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年始恒例のことわざ調べ、年頭にあたり、牛(丑)にまつわる格言・ことわざを調べてみました。 動物の「牛」と言えば「のんびりしている」、悪く言えば「鈍重」というイメージがあり、実際ことわざの世界でもそういう意味合いで使われています。また、「大きいもの」の代表という意味合いもあります。
●牛にひかれて善光寺参り : 本心からではなく、ほかのことに誘われて偶然に良い方に導かれることのたとえ。(善光寺の近くに住んでいた老婆が、さらしていた布を隣家の牛が角にひっかけて走って行ったのを追いかけているうちに善光寺に駆け込み、日頃は不信心だったが、それが縁で信仰するようになったとの故事から)
●牛に経文: いくら説き聞かせても、何の効も無いたとえ。(「馬の耳に念仏」「猫に小判」「豚に真珠」と同義)
●牛に対して琴を弾ず : 高尚なことを言っても志の低い者には理解されない。
●牛の小便と親の意見は長くとも聞かぬ : 長いだけで一向に役に立たないのが牛の小便。それと同じで親の小言もいくら長く聞かせても子どもには少しも効果がないものだという意味。
●牛の歩み: 進みの遅いこと。ご存知、「牛歩」です。
●牛の角を蜂が刺す: 痛くも何ともないことのたとえ。
●鶏口となるも牛後となるなかれ : 大きな団体で尻に付いているよりも、小さな団体でもその長になれという意味。
●角を矯(た)めて牛を殺す: 角の曲がりを直そうとして牛を殺してしまうようなことから、つまらぬ末端の事柄にこだわって肝心な根本を損なうことのたとえ。
●商いは牛のよだれ : 牛のよだれは細く長く続くが、商売もこれと同じで、一時に大儲けしようとせず、たとえ細くとも長く続けて利益を積み重ねて行くべきだという意味。
●牛の一散 : 普段のろまな人が、予期せぬ素早い決断ぶりを見せて周囲を驚かせる様子。 ※常に鈍い愚人が先のことも考えずにむやみにはやり立つことのたとえとして、悪い意味で使われる場合もあります。
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<・・・牛には気の毒なことわざが多いですねエ。 牛の名誉のために・・・最後に話題提供>
古来より牛を神の化身あるいは神の使いとしてとらえている宗教は多く、ヒンズー教徒は決して牛肉を食べません。 仏教でも「牛頭天王」が信仰され、祇園精舎の守護神とも言われます。 (院長)
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♡ 2021年、新たに心がけたいこと ♡
事務長 森永 真紀
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新年明けましておめでとうございます。 本年もどうぞ宜しくお願いいたします。
2020年は世界的に新型コロナウイルスが大流行してしまい、何をするにも制限があり自粛モードの1年でしたね。 私も毎年、夏前に医師会の健診を受けているのですが、コロナ禍の影響で予約が取りづらく、先月やっと万全なコロナ対策の中、健診を受けてきました。 1年に1回の健診は自分の身体の状態を知ってメンテナンスをする良い機会になっています。 今回ステイホームの時間が多い事もあり、間食が増えてしまったり、運動不足で体重が少し増えてしまいました(苦笑) 自己管理不足ですね・・適度な運動とこまめな水分補給が、やはり大切です。 どうしても水分不足になってしまいがちなので意識して水分摂取し、大好きな間食も少し控えようと思います(笑) 今年はオリンピックイヤーでもあるので、運動音痴な私ですが何か始めようかな・・とも思っています。 2021年も引き続きマスク・手・指の消毒・ソーシャルディスタンスをしながらコロナに負けないで、元気に楽しく充実した1年になるよう日々過ごしていきたいです。
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♡ 運動の素晴らしい効果を実感! ♡
看護師 細井 麻紀子
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私は約3カ月前からジムに通い始め定期的に運動する生活をしています。 1回の運動時間は45分から2時間程度と都合に合わせ、週に3〜5回通っています。 寒いこの時期には血圧が上がる傾向になりますが、4年前から降圧剤を内服していますが血圧が下がり内服しないでいい時が多くあり、身を持って運動の効果を実感しています。 運動中・後に500ml以上の水分摂取をし、運動しない時も飲用する量が増えたこともいい影響かと思います。 又、平熱が35℃台であったのが、代謝が上がったのか36℃台へ。コロナの自粛で食に走ってしまい体重が増えたのは、あまり減っていないのですが、きっと筋肉量が増えたせいと自己判断しています(笑)。 身体を動かした後のお酒や食事が美味しくついつい食べすぎてしまっているので仕方ないですね。
なぜ運動をしなくてはいけないのか、と言うと、①生活習慣病の予防、②筋力や身体機能の維持 です。 血圧の変化や代謝が上がり疲れにくくなったといった身体の効果と同時に気分転換やストレス発散でき精神的な効果を実感しています。 主人と一緒に通っているのですが、会話のネタが増え、相手がやる気のない時でも頑張ろうかと重くなった腰も上がるので続けることができています。
本当運動はいいこと尽くめですね。 院長・副院長が運動して下さいねと患者さんに言われていることを、身をもって実感しています。 実家の両親にもコロナで今は自宅にいることが多く家の中でもできる運動を目標持って続けるように口酸っぱく言い続けています。 まだ思うように過ごせない日々ですが、楽しく取り組める運動を継続して、この冬を笑顔で乗り切りたいと思います。
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♣ 年始めにちょっとお笑いを (院長) ♠
●認知症の対策 ・・・ (アメリカのジョークより)
猛スピードで走っていた車が、警察のスピード違反の取り締まりで停車させられた。 警官が車に近づくと、運転席には90歳のおじいさんがいた。 おじいさんは警官を見るなり文句を言った。 「なんで止めるんだ。 急がないと、どこへ行くんだったか忘れてしまうじゃないか!」
●抜歯の価値・・・ (アメリカのジョークより)
一人の男が、歯が痛くなり、歯科医へ行った。
歯医者:「うーん、この歯はもう深くまで虫歯になっています。抜歯するしかないですね。 まあ、5分ほどで抜けますが」
男:「治療代は、いくらかかりますか?」
歯医者:「90ドルです」
男:「え?たった5分で済む治療のために、90ドルもするんですか?」
歯医者:「では、30分かけて、ゆっくり抜きますね」