◆夏季休診期間のお知らせ◆

☆夏季休診期間: 8月8日(日)~15日(日)

以上の期間中は全面休診となりますので、ご来院されないようご注意下さい。

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◆皆様へのお知らせとお願い◆

 

☆先般(前号)お知らせいたしましたとおり、熟慮の上、夜診の中止を、正式に決定いたしました。 夜診再開は現時点では考えていません。 ご不便をおかけしますが、どうぞご容赦下さい。

☆ワクチン接種業務のため、診察等でのご来院(予約外)は11時30分までにお願いいたします。遅くご来院された場合は、ご希望の診療や処置等ができない場合があります。  (院長)

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★当院におけるコロナワクチン個別接種 の実施について、改めてのご案内★

 

当院で、かかりつけの患者さん限定で個別接種を実施中です。 ただ、ワクチン供給が不確実な状況であり、供給量が確定するごとに予約の取り方を決めているため、方針をそのつど変更せざるを得ません。 お問い合わせいただいた時期によって、当院での個別接種のご希望に沿えない場合があることをどうかご了承をお願いいたします。

当院としての基本方針を改めてお伝えします。

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●<個別接種の対象者> 当院をかかりつけにされている患者さんのみ。 予約枠が少ない場合は、当院に普段から定期受診されている方のみにさらに限定させていただく場合があります。

今回のコロナワクチン接種だけのための対応はしておりません。 他院がかかりつけ医の場合は、そのかかりつけ医にご相談ください。

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●<個別接種の予約について>

★電話でご予約はいたしません。

★上記対象者の方(代理の方でも可)が、診察時間内にご来院いただいた上で予約を取ります

★接種券等が入った封筒を、内容物を全て入れたまま、一旦ご持参ください。

★ご来院時に、コロナワクチンに関するご説明をさせていただき、また、医師がワクチン接種ができると判断した上で、予約を取ります。

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●<予約日時の設定等>

ワクチン実施における様々な制約のため、当方から予約日時を指定いたします。 ご提示した日時に合わせていただける方のみ、予約を取ります。 約3週間空けての2回接種が必要なため、予約時は、1回目・2回目とも予約を取ります。

予約を取ったあとは、変更不可(取消しのみ可で、その場合、1回目・2回目とも取消しとなります)。

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◎詳細については、予約を取らせていただく際にご説明させていただきます。 (院長)

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★コロナワクチン接種について考える…★

 

コロナワクチン接種が進んできました。 コロナ蔓延の収束に向けて大いに期待が高まってきましたが、一方で副反応や副作用への懸念からワクチン接種をためらわれている方も多いと思います。私(院長)の考えを述べさせていただきます。

私(院長)はコロナワクチンは特別な事情がない限り接種すべきと考えます。 どうしてもある程度の副反応や将来的な副作用の懸念は残りますが、特にmRNAワクチン(現在のところファイザーとモデルナ)は安全性が高いとされ、現在のところ変異株も含めて有効性が高いことが確認されています。 ご自身の感染を予防するためだけでなく、ご自身が“コロナウイルスの運び屋”にならないためにも、接種を受けていただきたいと思います。(院長)

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♡ 『マスク頭痛』 を避けましょう! ♡

       事務スタッフ  西形 久美子

 

先日テレビで特集していたのですが、最近原因はわからないけれど頭痛がする、という人は、もしかしたらマスク頭痛かもしれないそうです。 マスクが引き起こす頭痛の原因として、・呼吸のしにくさからくる酸欠 ・自身の吐いた息を再度吸うことでおきる二酸化炭素過多 ・マスク内の気温が上昇するので熱中症に ・湿気で喉の渇きに気付きにくいので脱水症状に ・耳掛けにより紐の圧迫 ・・・ これらが原因になり頭痛が起きているかもしれないそうです。

対策として、・意識的に息を多く吸う ・定期的に1分程度マスクをはずす(人のいない場所で) ・こまめな水分摂取(喉が渇いたと感じる前に水分摂取を) ・自分の顔のサイズにあったマスクを使う ・マスクの紐は太めのものを使う事が良いそうです。

まだまだマスク生活は続きそうですが、これから暑くなりマスクが更に鬱陶しく思う季節になりますが、人のいない場所などではマスクを外したり、夏用のひんやりしたマスクを使用したりしてマスクとうまく付き合っていきたいです。

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♡ 緑茶の効用 ♡

   看護師長  佐野 亜紀

 

最近は一年中こまめな水分摂取を勧められます。 年を重ねると動脈硬化が進み水分が不足すると一時的に脳の血流が落ちやすくなります(元々細く流れが弱いところに水分が来なくなるイメージ)。 その結果ストンと血圧が下がり転倒の危険だけでなく、血圧の急降下が認知症のリスクも上げます。  

 

 「水飲め」ばかり言われて嫌ですが本当に大切ですね! そこで緑茶です! 水や氷でゆっくりと抽出するとお湯出しとは違う効果があります。 カフェインの量が少なくなり、その結果ストレスを軽減させるテアニンが多く出ます。 免疫を上げる効果もあります(自然免疫と言いコロナには是非欲しい能力です)。 お湯で緑茶を入れると別の物質が出て先ほどの効果を打ち消すそうです。 カフェインが気になる人は冷水や氷で抽出することをお勧めします。 お湯での抽出と比べると8割少ないそうです。 冷たい緑茶は茶葉を除けば温めて飲んでも効果は変わりません。 一方、お湯で入れた緑茶には抗炎症作用や頭を冴えさせる覚醒作用があります。 どちらも魅力的な効能です。 午前中はお湯で入れスッキリ頭で過ごし午後は水出しで癒されつつコロナに勝つ! 私は水を入れた容器にパック入りの緑茶を入れ冷蔵庫に保管するというお手軽方式です。 お茶は薬として入ってきましたが、昔の人は本当に偉いですねぇ 効果を体験的に知っていたのでしょうか? 

 

 ところで、夏だ!ビールだ!も素敵ですが同じ量の水を飲まないと体の水分も一緒にアルコールと出て行ってしまいます。 どうぞ腎臓を守るためにもアルコールのお供に水分も! 

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☆ 阪神は偉大なり(!?)☆   院長

 

 今年の阪神は違うぞ!特に佐藤、中野、ピッチャーの伊藤等、新人選手が期待以上の活躍をしてくれています。 しかし、巨人が猛追してきて、2008年シーズンに巨人と最大13ゲーム開いていたのに結局は巨人が優勝した、イヤーな記憶がよみがえります・・・(今号を目にされた時点では逆転されているかも・・・)。 ただ、阪神が好調だと、患者さんへの影響(良くも悪くも?)が大きいと実感します。

 

そこで、阪神に関する日常診療の風景をご披露!

 

●ある阪神ファンの患者さんの外来診察にて:

「先生、阪神がまた勝ったね! 佐藤すごいね!(しばし昨晩のゲームの話・・・) じゃ、また!」(出て行こうとされる) (院長)「診察がまだやけど!」●かつてラグビーで盛り上がった時期に、ご高齢の患者さんへ物忘れの検査のために質問: (院長)「今盛り上がっているスポーツをご存知ですか?」 (患者さん)「わしは、阪神が出てないスポーツのことは知らん!」 (院長)「・・・」

 

●阪神ファンの認知症患者さんの娘さんとの会話:

「先生、うちの父は阪神が負けた晩は、悔しいのかブツブツ言ってなかなか寝ません」 (院長)「最近は阪神が調子がいいのでよく寝てはるんちゃいますか?」 (娘さん)「勝ったら興奮して余計寝ませんわ!」 (院長)「・・・」

 

●ある在宅での寝たきりの患者さんの診察にて:

ご本人に色々と話しかけても反応が今一つ・・・(そこで阪神ファンということなので)「昨日は阪神のマルテがいいところでホームランを打ちましたね!」と話しかけると、目を大きく見開いて何か言いたそうなそぶりをされた!(「阪神療法」と命名しよう!)

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♣  院長お勧めの本ご紹介 ♠  院長

 

「ボケ日和」(かんき出版) 長谷川嘉哉著

認知症専門医の著者が、認知症の進行の様子を四季にたとえて、とてもイメージしやすく描いています。 その中で、認知症における様々な症状や問題に対して適切なアドバイスも書かれています。 たとえば、本人が嫌がってもデイサービス等の利用がお勧めであること等々、特に、認知症の患者さんへどう接するのが良いのか、どう過ごしてもらうのが良いのか等、介護される方が読まれることをお勧めします。 私も日常診療で、ご本人やご家族の方々へのアドバイスに利用しています!

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「万葉学者、墓をしまい母を送る」(講談社) 上野誠著

題名のとおり、著者は著名な万葉集研究者ですが、老いた母親の介護をされた実体験が、ユーモラスなタッチで描かれています。 その中で、万葉研究で培われた独特の視点が盛り込まれ、さらに、「死」や墓、葬儀等についての洞察やうんちくが盛り込まれていて、何度もホ~っと思わず呟いてしまいました。 たとえば、「先祖代々の墓」という墓標があり、昔からのお墓で何世代もののお骨が収められているものと思っていましたが、つい最近まで(この百年くらい前まで)土葬が主で、「先祖代々の墓」は火葬が始まってからの物だそうです。

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