院内報「こころ」
Medical Journal KOKORO
◆ 皆様へのお知らせとお願い ◆
☆ 誌面で再々お知らせいたしておりますが、熟慮の上、夜診の中止を、正式に決定いたしました。 夜診再開は現時点では考えていません。 ご不便をおかけしますが、どうぞご容赦下さい。
☆ 院長の体調は安定いたしておりますが、定期的な検査を繰り返していかねばならない状況です。入院の上で行わねばならない検査もあり、病院の事情で急な入院となって、ご迷惑やご不便をおかけすることになることが今後もあると存じますが、その際はどうかご容赦願いたく存じます。
☆ 当院でのコロナワクチン個別接種については、新規の受付は一旦終了いたしました。
(院長)
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★ 当院におけるインフルエンザワクチン接種 ~ 今秋冬の実施についての予定 ★
当院では、毎年、インフルエンザワクチン接種を実施いたしております。 しかし、厚生労働省は、今季のインフルエンザワクチンについて、接種が始まる10月頃の供給量が昨季の6割程度になるとの見通しを示しており、新型コロナウイルスの流行に伴うワクチン製造用資材の世界的な不足などで、供給が遅れるとのことです。 したがって、インフルエンザワクチン接種開始時期が来ても、希望の方に接種出来ない可能性があります。
以上の見通しのため、今シーズンは、当院では下記の方針で、インフルエンザワクチン接種に臨みます。
★ 接種については、特に予約をいたしません。 ワクチンの供給が不確定のため、予約を取ることができません。 インフルエンザワクチンの在庫があれば、接種ご希望の方に、ご来院時に接種いたします。
★ 定期受診時などの際にも接種できますが、体調が安定されている場合に接種いたします。
★ 堺市では、例年通り、65歳以上の堺市民の方には補助があり、1500円で接種できる予定です。 (但し、10月21日~翌年1月31日の期間限定)。
◎ また詳細が決まりましたら、改めてお知らせいたします。 (院長)
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★ 改めてマスクについて考える… ★
コロナワクチン接種が進んできました。 しかし、変異株の流行が蔓延する中で、たとえワクチン接種を受けても、完全に感染が防げるわけではなく、従来通りマスクをしっかりと装着するなど、各自が感染対策をしっかりと行い続ける必要があります。
今一度マスクの使用法について確認いたしましょう。
●<マスクの材質について>
マスクには、ウレタン製や手作りの布製、不織布などがありますが、飛沫を防ぐ効果は、ウレタン製や手作りの布製のマスクはあまり効果がないことが分りました。 やはり市販されている不織布のマスク(サージカルマスク)を使用すべきです。 不織布のマスクにかぶせる形で、ウレタン製や手作りの布製のマスクを使用するようにしてください。 なお、透明のフェイスシールドやマウスシールドだけでは、飛沫を防ぐ効果はほとんどありません。
●<不織布マスクの表裏について>
マスクの表裏を間違えると、マスクの効果が落ちてしまいます! メーカーによって表裏の形状が異なっており、まずは使用説明文をしっかりと読んでください。 マスクに印刷がされている場合は、その文字がちゃんと読める方が表(外側)です。 顔に密着する側(裏側・内側)から見ると、印刷文字が見えないか、逆さま文字になっているはずです。
また、横方向のひだ(プリーツ)が全て下向きに揃っている方が表(外側)です。 プリ―ツのひだが上向きだと、プリーツの段差部分に空気中のホコリやゴミがたまります。 但し立体型やΩ(オメガ)型の場合は、凸面になる方が表(外側)になりますので、表(外側)のひだは下半分が下向き、上半分が上向きになっています。 ややこしいですね・・・
★ ★ ★ ここで、マスクに関するよもやま話 ・・・
♣ 諸外国(特に欧米など)ではマスクをすることに抵抗を感じる人が多いようですが、日本人はあまり抵抗感なくマスクを着けている人が多いのはなぜでしょうか? マスクの元をたどれば日本古来の宗教で使われる用具です。 一例ですが、神道では「口覆(くちおおい)」「覆面(ふくめん)」と言われ、儀式で自分の息(不浄)が神への供え物にかからないようにするために口を覆うものだそうです。 そういう由来も抵抗感が少ない一因でしょうか。
♥ マスクをしている人を見ると、なんか魅力的に見えることがありませんか? 「夜目、遠目、笠の内(やめ、とおめ、かさのうち)という言葉を思いだしました。 女の人が魅力的に見える場面ですが、マスクはさしずめ「笠の内」といったところでしょうか。 先日、駅でおかっぱのような髪型でマスクをしていて目が引き立っている人がいて、、まるでクレオパトラのような人だなあ・・・とうっとり見ていたら、マスクを外され、ひげぼうぼうのおっさんでした(驚)!
♠ マスクをしていると表情が分りにくいので、特に笑顔はマスクで隠れていない部分(特に目)の動きをしっかりと意識して、大げさ気味で行う必要がありますね。 また、コロナが蔓延して1年半以上になりますが、この期間に新たに知り合った人たちどおし、マスクをしていない素顔をお互いが知らない、他の人と区別がつかない・・・ということをよく聞きます。 お互いに特徴が把握できるように、“大げさ目”にリアクションすべきでしょうか? (院長)
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♡ 秋のトリビア ♡
事務主任 佐藤 雅代
①『栗は美容にいい?』
栗にはビタミンC・B1・B2・食物繊維・葉酸など様々な栄養素が含まれており、かなりの美容効果が期待できます。 特にビタミンB1・B2はニキビや肌荒れに効果的です。 食物繊維は便秘改善に働きます。 また糖質をエネルギーに変える働きがあるので、ダイエット中に炭水化物を多く摂取してしまった時はオススメです。栗は体を温めると共に胃腸や腎を強くする、滋養強壮の食べ物として冷え性の改善が期待できます。
②『鈴虫の鳴き声は電話の向こう側では聞こえない?』
一般電話・携帯電話・国際電話などすべての電話が通す音の周波数の範囲は300~3400ヘルツ。鈴虫の泣き声は4000ヘルツなので、電話で使用している周波数よりはるかに高いため、聞こえないのです。コオロギは5000ヘルツ以上、キリギリスは9500ヘルツ以上なので電話では聞こえない。 セミ・風鈴・イルカの鳴き声なども電話では聞こえません。
③『イチョウは生きた化石?』
イチョウは太古の地質時代から生きている化石植物のひとつ。 イチョウの起源は恐竜のいた時代よりももっとずっと前で、約2憶年前には世界的にたくさんの種類が分布していたと考えられています。 しかしその後の様々な気候変動を経て、現在確認できる原種は中国で野生に生育する1種類のみ。 それが古くに日本に伝来し、日本各地に広まっていったそうです。 イチョウにはオスとメスがあり、御堂筋に約4㎞にわたって、道路脇に植えてあるイチョウの木は全てオスです。 オスの木だとギンナンが実らない(道路が汚れない)、倒木の恐れがメスより少ないからだそうです。
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♡ 意外と多い「秋バテ」とは? 旬の食材で疲労回復しよう! ♡
副看護師長 松本 恵
東京オリンピック、沢山の感動と頑張る意欲をもらいました。 皆様はどうでしたか? 未だに男子4×100m決勝は私の中で衝撃が強く、見返すことができていません(;∀;) リレーをしている息子からは「あること。仕方ない」と励まされています。
では、本題に入りますね。 「秋バテ」という言葉ご存知でしたか? 夏バテはよく耳にしますよね。過酷な夏も過ぎ去り、過ごしやすいはずの秋に入ったのに、体がだるい・疲れがとれない・やる気が起こらない…、そんな症状に心当たりのある方は「秋バテ」かもしれません。 原因は“秋の大きな変化”と“夏の疲れ”にあります。 暑い湿気の多い夏から、涼しく乾燥した秋へ変わる気候の変化にカラダもついて行くのがやっとです。 食欲がないなど不安を感じている人は、胃腸を整えることから始めましょう。 また、秋の特徴の乾燥も大敵です。体力回復と合わせて、乾燥対策も忘れずに。
秋バテにピッタリなのが「山芋」→胃腸を整える・疲労回復におすすめ
「サツマイモ」→山芋と同様に胃腸を整えカラダを元気にしてくれます。 ポタージュスープはおすすめですよ。
「カブ」→カラダに潤いを与え、咳を止める働きや消化を助けてくれます。
「ニンジン」「シイタケ」もカラダを元気にしてくれます。 ズボラな私は味噌汁に食材を入れて食べてます。
心身ともに健康に過ごすためにも免疫を向上させましょう。 運動・食事・睡眠・笑顔 まずは出来ることから始めてみてくださいね。 私は笑顔から始めてみます(*^▽^*)
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☆ 言霊(ことだま)について ☆
院長
言葉は思いがけない力を持っています。 使い方次第で気持ちが楽になることもあれば、誰かを傷つけてしまうこともあります。 日本では昔から、言葉の持つ力(言霊(ことだま))が信じられてきました。
困難に思えることでも、言い続けることで願いが叶ったという例はたくさんありますし、一方、ネガティブなことばかり言っていると、悪い方向に進んでしまうことがあります。
否定的な言い方を避け、悪口・陰口を控え、一方、周囲への感謝の言葉、あいさつ、前向きな言い方・・・言霊の良い力を意識して日々過ごしていきたいですね。 (院長)
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