★ 当院における、発熱・風邪症状の診療について ★

 

今年に入って、オミクロン株を主体としたコロナ感染の激しい蔓延がみられ、コロナ感染者やその濃厚接触者であふれかえっています。 しかも、ちょっとしたのど痛や発熱といった、「軽い風邪」のような症状の方でもコロナ陽性である場合が多くみられます。 したがって、風邪症状や発熱がある場合は、それだけでコロナ疑いとなります 当院では、コロナ関連の検査が出来ず、また、院長が抗がん剤治療を継続中で「免疫力低下」の状態にあり、当院では風邪症状や発熱のある方の診療をお断りさせていただいております。

 

発熱や風邪症状がある方についてのお願い

●近隣の、発熱外来を行っている医療機関へ受診して下さい。 必要に応じて、コロナ関連の検査を受けて下さい。 当院の近隣では、堺咲花病院が発熱外来をされていますが、いきなり受診せず、まずは電話(☎072-295-8833)し、指示に従って受診して下さい。 それ以外の対応可能な医療機関については、堺市のホームページ内のサイト(「堺市、発熱、相談」で検索すると、上位に出てきます)をご覧ください。 ⇒ その中に「診療・検査医療機関 公表一覧(大阪府ホームページ)」をクリックし、「市町村から探す」で検索していただければ、対応していただける医療機関の情報が出てきます。 くれぐれも、いきなり受診せず、各医療機関にまずはご連絡して下さい

●当院では、風邪症状や発熱がある場合、直接の診察はできませんが、症状のないご家族等にご来院いただき、症状から判断出来得る範囲で薬の処方を行うことは可能です。

 

コロナ感染し自宅療養になった方へ

重症者リスクが高い方(妊婦・65歳以上の人・基礎疾患がある人)ではない場合、保健所からの連絡が無く自主的な健康管理をせざるを得ないケースが増えています。 そういう場合、途中で病状悪化するなど、対応の相談を希望される事態が生じる可能性があります。 そういった状況に陥った場合の相談窓口を下記にお示しいたします。

大阪府)自宅待機者等24時間緊急サポートセンター(自宅待機SOS):☎0570-055221(24時間対応

・・・


◆ 道路交通法改正(5月13日施行)について ◆

~ 高齢運転者の技能検査導入、安全運転サポート車限定免許開始 等 ~

 

日本が超高齢社会となり、ドライバーの高齢化も進んでいます。 池袋で発生した暴走事故など、高齢ドライバーによる交通事故が社会的な問題となっております。 たとえば、前述の事故で問題となったブレーキとアクセルによる踏み間違い事故は、75歳未満では事故全体の0.5%であるのに対し、75歳以上は7%以上とのことです。 こうした現状を踏まえ、高齢運転者対策を新たに盛り込んだ改正道路交通法が、本年5月13日に施行されます。

 

①高齢者に関わる改正として、運転技能検査制度が導入されます。 これは、75歳以上で過去3年間に一定の違反歴(信号無視、逆走、反対車線へのはみ出しや追い越し車線を走り続けるなどの通行帯違反、速度超過等々)があるドライバーに、免許更新時の実車走行検査を義務付けるというものです。 実車試験は教習所や免許センター等の定められたコースで実施され、期間中に合格しなければ免許取り消しとなります。

 

なお、現在も70歳以上の高齢ドライバーの運転免許更新時には高齢者講習を受ける必要があり、75歳以上では認知機能検査が加わっています。これらの点は、改正道交法でも変わりません。

 

②さらに、衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違え時の急加速抑制装置などの安全機能を備えた安全運転サポート車」限定の免許の申請も、5月13日から可能になります(年齢制限はなし)。

但し、申請前にサポート車を入手してそのサポート車を運転して申請に行くなどの注意が必要です。

 

高齢ドライバーを取り巻く状況が厳しくなる中、自動車運転免許の自主返納件数が増えてきています。 調査によると、運転免許自主返納時の年齢は<75歳~79歳>が最多とのことです。 自動車がないと生活が不便になりますが、事故、特に人を巻き込んだ事故を起こしてしまうと取り返しがつきません。 年齢を重ねるにしたがって、事故を起こす危険性が高まります! なお、当院では認知症の方を診ている関係上、免許更新時の認知機能検査で不合格となった方の相談もさせていただいていますが、免許返納の勧告を受けたものと見なしていただきたいケースが大半です。(院長)

・・・


♡ みんなに感謝・・・ ♡

   調整マネージャー   嶋田 

 

私は言葉の中で「ありがとう」・・この5文字が大好きです。 先日 住職さんが、次のような素敵なお話をしてくださいました。・・・・・・

 

六方拝(ろっぽうはい):すべてに感謝することです。六方拝は、東(両親)・西(家族)・南(先生)・北(友人 仲間)・天(太陽 月)・地(動物 植物) それぞれの方向に手を合わせて感謝すること。

さらに、①自分に有難う、②周りの物に有難う、③水回りを綺麗に、④食事一口ずつに有難う、⑤朝日に有難う、⑥風を通す(気を整える)・・・

 

この話を聞いて思いました。 毎日の当たり前に思っていたこと、朝普通に目覚めて私が寝ている間も心臓は動き続けてくれていることに有難う(^^♪ですね。 新年度がスタートと共にあちらこちらで春色の花が咲いてくれる季節、全てにありがとう!の気持ちになります。 今はコロナ禍で♪青春ポップスコンサート♪開催ができませんが みなさんから「今年コンサートできたらいいね」「楽しみにしているよ」と嬉しい声かけして頂いています。

 

私自身皆様のパワースポットになれたら・・・と思います。

・・・


♡ 温活始めました! ♡

    看護師 小早川

 

冷えは万病のもと』と言う言葉がありますが、体温が低いと代謝や免疫力が低下し、肩こり・むくみ・肥満・肌荒れなどの不調を招くとも言われています。 特に女性は男性に比べ脂肪が多く筋肉量が少ないことから基礎代謝が低くなり、体が冷えやすい傾向にあります。 実は私も平熱が35℃台と低く、冷えに悩んでいます。 そこで最近よく聞く『温活』に注目し、始めてみることにしました。

 

温活とは、日頃の食事や生活習慣で意識的に体を温めて基礎体温を上げる活動のことを言います。  私が行っている温活は、①ながら運動で基礎代謝を上げる、②体を温める食べ物や飲み物を選ぶ、③あったか温活グッズを活用する、の3つです。

 

①では、朝と夜、歯を磨きながら下半身(筋肉の約7割が集中している)の筋肉を鍛えるスクワットやかかと上げ運動を行うようにしています。

 

②では、毎日の献立に味噌汁やスープを取り入れ、具には体を温める根菜類を入たり、コーヒーの代わりにココアや生姜湯を飲むようにしています。 ③では、腹巻きや湯たんぽ、カイロ、3つの首(首、足首、手首)を冷やさないようマフラーやレッグウォーマー、ハンドウォーマーを愛用しています。

 

冷えは夏でも冷たい飲み物や食べ物の過剰摂取、冷房が原因で起こります。 これからも冷えに負けない体づくりを目指し、温活を続けていこうと思います。

・・・


♣  院長お勧めの本ご紹介  ♠ 

 

◇「三千円の使い方」(中公文庫) 原田ひ香著

書店で手に取り、その本の帯に「この本は死ぬまで本棚の片隅に置いておき、自分を見失うたびに再び手に取る。そういう価値のある本です。」と書かれていて、思わず買って読んだ本です。 『人は三千円の使い方で人生が決まるのよ』というくだりから物語が始まります。 様々な登場人物が展開するリアルなお金の物語になっていて、老若男女それぞれの立場での「お金の問題」が取り上げられ、読み進めるほどに、お金についての考え方を見直す機会に迫られました! この小説を読み終え、人生を振り返り、また、これからの人生をどうするのかを考えさせられました。 確かに、またいつかまた読み返したいと思わせられました。

 

◇「在宅ひとり死のススメ」(文春新書) 上野千鶴子著

昨今、一人暮らしの高齢者が激増していますが、著者自身が「おひとりさま」第一人者を自称し、徹底的に「自分はどうしたいのか」という目線から書かれた終末期のノウハウです。 独居高齢者の生活満足度が結構高いことを示し、生きている間に孤独にならないように友人などとの付き合いを持っておくことの大切さを説き、諸サービスを利用しながら住み慣れた家でできるだけ最後まで過ごす・・・その結果「幸せな在宅死」に至れれば本望! 孤独死が問題なのではなく、生きている間の孤立こそが問題だと喝破しています。 人生の晩期の臨み方の指南を受けたように思いました。

 

◇「生物はなぜ死ぬのか」(講談社現代新書) 小林武彦著

「死とは何なのか、なぜ命に限りがあるのか」、古来から答えのないこの大問題が向き合われてきました。 この本ではその大問題に向き合うべく、途中、生物学の難しい記述がありますが、できるだけわかりやすく語ろうと努力を尽くした結果、「死は生命の連続性を維持する原動力」「次の世代のために死ななければならない」との結論に達します。 新たな「死生観」を得た思いです。  (院長)