★昨年11月2日「音楽を楽しむ会」をYouTube動画でご覧いただけます

 

去る11月2日(水)に、栂文化会館大ホールで「音楽を楽しむ会」を盛大に開催させていただきましたが、参加された方々からは「とても楽しかった」等のお声をいただくとともに、参加できなかった方々からは「記録された動画を見たい」とのご希望がありました。 当日の会場の様子を撮影した編集動画を、YouTubeで見ることができます!

 

 

ご覧いただけると嬉しく思います。

また開催出来ればと考えております。     (院長)

 


◆ 年頭にあたって:卯年に関連して ◆

 

皆様、明けましておめでとうございます。 今年は十二支四番手の卯年です。 「卯」は草木が地面をおおうようになった状態を表し、萌え出る春のイメージで、控えめに成長することを表しているとのことです。 また、2023年の干支(えと)は癸卯(みずのと・う)で、十干の「癸」(みずのと)は生命の循環でいえば最後に位置し、次の生命を育む準備が完了した状態を表しているそうです。 この2つの組み合わせの「癸卯」には、「厳冬が去り、既に春の兆しは始まっていて、これからは今まで培われた実力が試される局面に入ったことを指し示している」との意味が込められていて、コロナ・戦争・物価上昇等暗い情勢が続いていた状況からいよいよ抜け出していけることを大いに期待できそうですね!

 

今年の恵方は南南東(の若干南)で、そちらを向き、節分の恵方巻を食べて下さい。 (恵方とは「歳徳神(としとくじん)」という神様のいる方角で、その年の縁起の良い方角とされています。)

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年始恒例のことわざ調べ、年頭にあたり、兎(卯)にまつわる格言・ことわざを調べてみました。

 

兎は、「因幡の白兎」「かちかち山」などでは、どこか狡猾に描かれていますが、日本で月の模様を兎に見立てるようになったのは、仏教説話で献身の象徴になっているからだそうです。 また、多産で繁殖しやすく、足が速くて躍動感があるため、西洋では豊穣や生命力の象徴とされ、復活祭のイースターバニー、幸運のお守りなどになっています。

 

  • ●兎の上り坂

兎は坂を登るのが早い。 物事が良い条件で順調に進むことのたとえ。 今年はそうありたいですね。

 

  • ●始めは処女の如く後は脱兎の如し

始めは弱く見せかけ後で兎のごとくすばやく行動する。 始め弱くよそおい油断させ、後に別人のように力を発揮すること。 「能ある鷹は爪を隠す」という言葉に通ずるものがありますね。

 

  • ●二兎を追う者は一兎を得ず

二匹の兎を同時に追う事で一匹も捕まらない。同時に二つの事を得ようとするとどちらも成し遂げられないという戒め。 その通りです、ハイ。

 

  • ●兎の糞

兎の糞はコロコロしていて繋がっていないことから、長続きしないことや、思うようにはかどらないことのたとえ。 余談ですが、医療でも、「コロコロ便」のことを「兎糞状便」と表現します。

 

  • ●兎の逆立ち

兎が逆立ちすると長い耳が地面に擦れて痛い。そのことから「耳が痛い」「嫌味に聞こえてつらい」という意味。 江戸時代に良く使われたシャレ。

 

  • ●兎の角、亀の毛(亀毛兎角)

ありえないことのたとえ。 そのとおりですが、「とにかく」は「兎に角」と書きますが・・・。不思議に思って調べると、これは当て字だそうです。

 

  • ●株を守りて兎を待つ(「株を守る」とも言います)

昔のやり方にこだわって前に進まない、融通のきかないことのたとえ。 そうならぬよう心掛けましょう。

 

・・・ ことわざを生き方の教訓としたいですね。     (院長)

 


  “初詣”についてのうんちく話 ◇

 

まさに初詣に行く車中で聞いたラジオ番組で、初詣の由来について話されていました。 恵方参り(その年の恵方にある神社に参拝)に由来してお正月に参拝されるようになったのが初詣となったとの通説ですが、その番組で言われていたのが、今のようにお正月に初詣するようになったのは、明治時代以降なのだそうです。

 

明治時代になって以降、全国的に鉄道網が整備され始め、鉄道会社が沿線の神社仏閣へお正月にお詣りしてもらうように宣伝・誘導し、鉄道の利用を高めたというのです。 遊園地や宅地造成もそうですね。 年賀状の習慣も、明治時代に郵便制度が始まり、その利用を高めるように政府が誘導したとのことです。

 

“伝統”と思っていることが、実際は近代に始まったものが結構多いのではないでしょうか。     (院長)

 


 ♡ 2022年免疫力アップで・・・ ♡ 

         事務長   森永

 

冬だけでなく、どの季節でも冷えを感じて悩まされている方は多いのではないでしょうか。 そんな冷えをセルフケアできると注目されているのが、「温活」です。 温活とは、体温をあげる事を言います。 冷えの原因は熱を生み出す筋肉の筋力低下や基礎代謝の低下・食生活・生活習慣の乱れなどがあげられます。 セルフケアで体温を少しでも上げて冷えの改善に努めていきたいですね。

 

温かい飲み物で良いと言われているのが、温かい発酵茶(ほうじ茶・玄米茶)やしょうが湯などがありますが、一番手軽に飲めるのが、朝起きてすぐに飲むコップ1杯の白湯です。 寝ている間に失われた水分補給ができ、内臓を温める事で消化機能を活性化すると言われていて、体の内側から温めてあげる事が大切でおすすめです。 飲みすぎには注意が必要ですが、私も毎朝コップ1杯の白湯を飲むように心がけています(忘れる事も多々ありますが・・笑!)

 

もうひとつは、体の外側からも熱を逃がさないように温める事も大切です。 特にお腹には腹部大動脈と言う太い血管が通っているので、お腹を中心に温める事で、全身に熱を行き渡らせることができるそうです。

 

体の中と外どちらも温めて効果的な温活でこの寒い冬を乗り切りましょう!

 


♡ 大事な人をなくさないために ♡ 

      看護師  細井

 

先月母が検査入院しました。 検査入院した初日の夜、病院から電話がかかり2人部屋であるが混乱しているため個室にうつるとのことでした。 電話で母と話すと入院していることや日付をとんちんかんな返事をしたりする時もあり、コロナで面会もできないため父親・姉と心配しました。 入院中、病院のスタッフが、睡眠をとれるようにしてくれたり、リハビリで身体的な運動に加え脳トレをしたり、刺激を与えてくれてたことと思います。 徐々につじつまが合わない言葉が少なくなり、遠回りしましたが検査実施でき退院することができました。

 

自宅へ帰ると、やはりホッとし精神的な安定にもつながったのかおかしな事も言わなくなりました。夜間に混乱していたこともあり、入院中はせん妄状態であり認知症ではなかったのでしょう。 しかし、いずれなるかもしれない認知症の姿を垣間見た気がしました(実際には会話しかできていませんが)。

 

今回のことで、環境の変化がもたらす精神的な影響が大きいと実感しました。 高齢の父・母がこのまま2人での穏やかな生活を送ることができるようサポートしていきたいと思います。

 


 “ヨード”の摂りすぎ注意!☆   院長

 

皆様、風邪の予防にうがいをされる方も多いと思います。 その際、ヨード入りのうがい薬(イソジン)を使用されている方もおられると思いますが、使い過ぎにご用心! 1日に何度も使用すると、口中に残ったうがい液に含まれているヨードを過剰摂取することにつながります。

 

ヨードを摂りすぎると、甲状腺ホルモンが生成される過程が阻害され、甲状腺機能低下につながります。 それが認知機能低下につながることもあります。 ヨードは海藻類にも多く含まれており、海藻類の摂りすぎも甲状腺機能低下の一因となります。 日本甲状腺学会からもヨードの過剰摂取への注意が出されています。

 

まさに「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」です。

 


お風呂場での事故の予防 ☆   院長

 

体を温め疲れを癒してくれるお風呂。 しかし、寒い季節、入浴中に気を失い、浴槽の中で溺れる事故が多くなります。 特に高齢者は注意が必要です。 入浴中に溺れて亡くなる方は、交通事故で亡くなる方のなんと2倍との統計が出ています! 入浴時の事故が多くなる原因の一つは、急な温度差による血圧の急激な変化です。

 

入浴中の事故をどうすれば防げるのか、ポイントを示します。

(「政府広報オンライン」より、院長の見解を追記)

 

1.入浴前に脱衣所や浴室を暖めておく

2.湯温は41度以下、お湯につかる時間は10分までを目安にする

3.浴槽から急に立ち上がらない

4.食後すぐの入浴や、飲酒後、医薬品服用後の入浴は避ける・・・入浴はできれば食事前に! 食後なら2時間以上空ける(院長追記)

5.入浴直前に1杯、入浴直後にもう1杯水分摂る(院長追記)

6.お風呂に入る前に、同居する家族にひと声かける

7.家族は入浴中の高齢者の動向に注意する