院内報「こころ」
Medical Journal KOKORO
◆当面の休診日のお知らせ◆
当面の休診予定日をお知らせいたします。
お間違えのないようご注意下さい。
*5月:5月15日(火)夜診 と5月16日(水)は学会参加のため休診いたします。5月26日(土)は休診いたします。(☆以前お知らせした休診日が変更となりましたので、ご注意下さい。)
*6月:6月2日(土)、6月23日(土)、6月30日(土)は休診いたします。
*7月:7月7日(土)、7月21日(土)は休診いたします。
◎土曜日は不定期に休診いたしますので、ご予約なしに受診される場合は予め必ず電話にてご確認下さい。
初夏の低血圧にご注意!!
・・・熱のこもりと水分摂取不足に御用心!
毎年、春から初夏にかけてよくみられる症状の一つに、「体がだるい」「ふらつく」ということがあります。
ひどいと「ふらついて転倒した~失神した」という場合もあります。これは低血圧が原因である場合が多くあります。体がまだ寒かった季節に照準が合っていて、急な気温上昇に適応しにくいことに起因しています。
熱が体にこもると血管が広がり、その際水分が不足していると血圧が低下します。夏場ほどのどが渇くことが少ないため、つい水分不足になりやすくなっています。また、寒さには過敏に対応するのに、熱がこもってしまうことに対しては対策が遅れがちです。
今の時期こそ、水分不足や熱のこもりに意識的に対策をとることが必要です!!
◎水分をこまめに摂りましょう!
特にウォーキングなどの運動時には、ペットボトルや水筒を持って、運動の合間にこまめに水分補給しましょう!!
◎熱がこもらぬように御用心!
朝方や夜間に肌寒くても、日中は風通し良くし、薄着になって、体温の上昇を防ぐこと!
◎過労を避ける、睡眠をよくとる、食事を規則正しく・・・
自律神経の働きがくずれないように!(院長)
この春、クリニックが『ちょっぴり』変わりました!
昨年秋の創立10周年が過ぎ、気持ちを新たにして迎えたこの春、自動車に例えるなら「マイナーチェンジ」がクリニックでは進行中です。どこが変わったかお分かりですか?
1. リハビリ・点滴室に、BGM用のスピーカー造設
診察時間中、いつも音楽(BGM)を鳴らしておりますが、今までリハビリ・点滴室にスピーカーがありませんでした。音楽を聞いていただきながら、少しでもリラックスして処置等を受けていただくために、スピーカー造設工事をいたしました。
2. クリニックの車が新しくなりました。
訪問診療等に利用している車は今までトヨタのスターレットでしたが、この4月からトヨタのヴィッツになりました。前車同様、クリニックのイメージカラーのスカイブルーです。走っているところを町で見かけられることがあるかも知れません。
3. クリニックのホームページが近日中に変わります!
ホームページが大幅に変わります。現在、業者と最後の調整中です。「こころ」誌の過去の記事検索も便利になります。お楽しみに!!
4. 泉北高速鉄道・栂美木多駅でのクリニックの電飾広告が変わりました。
掲示場所が、改札口の真上になりました。どうぞ見てやって下さい。
5. 電話器を更新いたしました。
患者の皆様には直接関係がないかも知れませんが、電話器のシステムを更新し、取り次ぎ等の利便性を高めました。慣れるまでかえってご迷惑をおかけするかも知れませんがご容赦ください。
☆当院に研修医がやって来ます☆
ー近畿大学医学部堺病院の研修指定医療機関になりました!ー
この5月から、嶋田クリニックに、すぐ近くの近畿大学医学部堺病院の研修医(2年目)が、地域医療研修に来ることとなりました。
病院の中だけでは知ることが出来ない、ちまたの診療所ならではの研修をしてもらおうと意気込んでおります。特に私どもの診療スタイルを見てもらいながら、患者さんの皆さんにじかに触れてもらい、患者さんの「願い」や「思い」を大切にできる医師を目指してもらいたいと思っています。
私たちも研修医の頃には先輩の諸先生に大変お世話になり、今度は微力ながら恩返しをしたいとの思いもあります。時間帯によっては研修医に診療をしてもらうことがあるかもしれませんが、私どもが指導しながらしますので、患者の皆様にもご協力をよろしくお願いいたします。
??トランス脂肪酸って何???
ー文子副院長からのメッセージー
皆さんは、「トランス脂肪酸」という言葉を聞いたことがありますか?今、アメリカでは非常に話題になっていて、2008年にはニューヨーク市のレストランでは、トランス脂肪酸を含む食事を出しては行けないという法律が施行されることになっています。
「トランス脂肪酸」とは、マーガリンなどを製造する際、液状の不飽和脂肪酸を固形化するために水素添加して飽和脂肪酸に変化させる過程において発生する物質です。天然に存在する脂肪酸は、ほぼ全部「シス型」という立体構造を形成していますが、この水素添加したものは、「トランス型」という天然にない構造になります。
この「トランス脂肪酸」は「善玉」コレステロール(HDLコレステロール)を減少させると同時に、「悪玉」コレステロール(LDLコレステロール)を増加させると言われ、多量に摂取すると、動脈硬化を進め、心筋梗塞や脳卒中の原因にもなることがわかってきました。アメリカに比べ、日本での摂取量は少ないのですが、油で揚げたスナック菓子や、ハンバーガー・ポテトフライ・フライドチキンなどのファーストフード、さらには、今まで体に良いとされて来た、マーガリンや植物油等でも多く含まれるので、注意したいものです。コレステロールを下げるなどと喧伝している某メーカーの植物油も要注意!!
いずれにせよ脂肪分は取り過ぎないように!(文子副院長)
■自分への3つの言葉■
※「アルフィックス情報」((株)アルフィックス)より改変
人はなぜ、他人に対しては「ありがとう」や「ごめんなさい」と言えるのに、自分に対しては言わないのでしょうか?それは自分のことは分かっているから気持ちを伝えなくても良いと思っているのでしょう。しかし、自分に対しても言葉をかけてあげることで、分かっているつもりだった本当の気持ちをより素直に感じることが出来ますし、自分に言い聞かせるという効果もあるはずです。
まずはじめに、日頃、人に言っている言葉、「ありがとう」「ごめんね」「えらいね」という3つの言葉を大切な人に言う気持ちで、自分にも言ってあげることが効果的です。これを繰り返していると、自然と自分をより大切な存在に思えるようになって行きます。自分を愛しく感じる心が自分を幸せにしてくれるのではないでしょうか。
例えば、やろうと思っていた仕事が出来た日には、「今日はえらかったね」と言い、逆にやってあげれなかった立場から、「やれなくてごめんね」と言うのです。また、やってもらった立場から、「やってくれてありがとう」と言います。こうして決して自分を責める言葉を使わないことです。
このように、言葉をかけ続けていくうちに、自分をより客観的に見つめる癖が出来上がり、「平常心」を保ちつづけることに役立つと思います。(院長)
(久々に)院長お勧めの1冊
◇幻冬舎:「人生の実力」(柏木哲夫著)1300 円
淀川キリスト教病院のホスピスでターミナルケアを実践されたご経験に基づいて書かれた「人生訓」。『死を見つめることで、強くなる、優しくなる、大きくなる・・・。ホスピス医の第一人者が綴る、人間の不思議な成長の姿。
今を生きるあなたへの勇気とヒント』と本の帯に書かれていましたが、読んでみて「死を見つめることは自分の生き方を考えること」と理解できました。 皆さんにぜひ読んでいただきたい良書です。(院長)