院内報「こころ」
Medical Journal KOKORO
◆当面の休診日のお知らせ◆
当面の休診予定日をお知らせいたします。
*10月:10月11日(土)、10月25日(土)は休診。
*11月:11月1日(土)、11月15日(土)、11月22日(土)、11月26日(水)は休診。
*12月:12月6日(土)は休診。
●<年末年始の休診予定>
★12月27日(土)午前診で、年内診療 最終です。(12月28日~1月4日休診)
★1月5日(月)午前診より、年始診療開始。
◎土曜日は不定期に休診いたしますので、ご予約なしに受診される場合は予め必ず電話にてご確認下さい。
◆今秋冬のインフルエンザワクチン実施予定◆
例年どおり今年もインフルエンザワクチンを実施いたします。11月4日(月)から実施予定です。効果は確実とは言えませんが、予防方法のひとつです。ワクチンは通常は1回接種で十分とされています。流行期に間に合うため、12月中旬までの接種をお勧めします。ワクチンを希望される方は、受付までご連絡・お申し込み下さい。(定期受診の時にも接種可能です)
◆初めて当院を受診される方(新患):3500円
◆前回受診から間があいている方(初診):2600円
◆定期受診されている方・2回目(再診):2100円
◎なお、65才以上の堺市民の方は費用の公的補助があり、昨年同様1000円で接種できます。
※まとまった人数で同時に受けられる場合は、接種費用の「割り引き」もいたします。(要相談)
・電子カルテ本格運用開始! 副院長
9月20日より全面的に電子カルテで診療しております。紙のカルテがなくなり、受付から、診察・処置・会計まですべて電子カルテを開いて作業しております。
まだまだ慣れないので、お待たせする時間が長くなり、ご不便をおかけしていると思います。
特に診察に関しては、所見・処方・病名などすべて担当医が診察中に入力する必要がありますので時間がかかってしまうのと同時に、一人の患者さんのカルテ画面を開けて作業している間は他のカルテ画面を開けることができないので、薬の処方待ち・点滴や理学療法待ちの方の指示も出せない状況です。ですので、お待ちいただく時間が少し長くなるかと思います。院長も私(副院長)も慣れてくればもう少し時間短縮できるかと思いますので、どうぞご容赦ください。
つきましては、できるだけお待たせしないためにも、皆様にもご協力をお願いいたしたいのです。特に薬の入力に時間がかかりますので、あらかじめ、定期のお薬の必要な方は、薬局でもらう「薬剤情報提供書」にどの薬がどれくらい必要かをあらかじめ記載して持って来て下さい。そうしていただければ、受付時や診察時に薬の確認に時間が取られることが減り、時間短縮につながります。他の患者さんを少しでもお待たせしないようにするためにも、どうぞご協力お願いいたします。
さらに入力作業がスムーズになるようにスタッフ一同努力して行きますので、ご理解をお願いいたします (副院長)
☆院長のお勧め情報☆ <どうぞご参考に>
・錠剤の簡単な割り方
処方された錠剤を半分に割って服用する場合がありますが、簡単な割り方を伝授いたします(但し錠剤に割線がある場合に限ります)。スプーンの背(丸い凸面)に錠剤の割線を上にして置き、錠剤の両端を親指で押すとパキッと簡単に割れます。お試しあれ!!
・便の臭いを消す食品
介護で「便のにおいが苦痛」という方も、これを介護を受ける方に服用してもらうと、便のにおいを驚くほど軽減して介護が楽になるとのすぐれもの!
商品名は「エチケットビュー」で、緑茶、野菜果物混合抽出エキス、各種ビタミン剤等を加えた健康食品です。
1日3粒服用で、90粒(1ヶ月分)約3000円。
( ダイリン株式会社 TEL:03-5433-2031 http://www.dairin.biz/ )
・風邪予防のうがいには水道水で十分!!
イソジンなどのヨードうがい液でうがいするよりも、水道水の方が効果的!というのはヨード液がかえって口腔粘膜を傷害して感染が起こりやすくするようです。
・ 当院スタッフのお勧めの本
いつも院長ばかりが「お勧めの本」をご紹介しておりますが、当院のスタッフがお勧めする本をご紹介します。
◇飛鳥新社:「夢をかなえるゾウ」(水野敬也著) 1680円
文:事務スタッフ・佐藤雅代
成功したい、変わりたいと思っているサラリーマンと大阪弁を喋るインドの神様・象のガネーシャとのやりとりがおもしろおかしく書かれています。
ガネーシャが1つずつ課題を出しそれを実行していくのですが、「靴を磨く」「募金をする」「トイレを掃除する」など、こんなことで成功できるのかと思うような課題ばかりで、何回も投げ出そうとするがガネーシャにうまく言い含まれてしまいます。
この本でいろんなことを考えさせられますが、自分が変わりたいと思った時、何か知識だけを得て変わった気になることがありますが、実は何も変われてなくて、考えるだけでなく小さなことでも行動しないと何も変わらないということを改めて思いました。読む人によって感じ方が違うかも知れませんが、興味があれば一度読んでみて下さい。
◇中央法規出版:「福辺流 力のいらない介助術」(福辺節子著)2100円
文:看護師・密野祥子
著者ご自身が義足で生活を送っている理学療法士さんです。
この本の中では「いい介助とは空気のようなもの」と、介助の心構えや介助方法が写真入りで紹介されています。
この本に出会ったことで、今まで自分が行なってきた介助は力まかせで、介助を受ける人にとっては苦痛を与えていたのではないか・・・と自分の介助方法をふりかえるよい機会となりました。
「空気のような介助」を行なえるように本からの学びを生かし、私もがんばっていきたいと思います。
☆☆☆院長お勧めの本☆☆☆(やっぱり今号もやりますか・・・と陰の声)
◇ちくま学芸文庫:「ことわざの論理」
(外山滋比古著) 780円+税
前号で同じ著者の本「思考の整理学」をご紹介しましたが、その本の帯に、同じ著者が書いた「ことわざの論理」という本が紹介されていました。
ご存知の通り、年頭には干支にちなんだことわざをこの「こころ」誌でご紹介しておりますが、無類のことわざ好きの院長としてはすぐにこの本を購入しました。
「人類の智恵」ともいうべきことわざ、改めて人生の指標にすべきことの宝庫であることを実感!外国のことわざもいろいろと紹介されているが、人種や国が違っても同じようなことわざがあるものだ・・・人類の共通性が知れておもしろい!
また、「世界のナベアツ」ではないが、ことわざは3がお好き!という指摘があり、なるほど、「仏の顔も三度」「石の上にも三年」「朝起きは三文の徳」など言われてみれば3のつくことわざが多い・・・などなど、とても楽しく読める本です。ぜひ、ご一読を!
◇岩波新書:「ルポ 貧困大国アメリカ」
(堤 未果著) 735円
アメリカでは医療や教育さえも市場原理に任せてしまおうとする「新自由主義政策」が行なわれていますが、大企業優遇、競争と規制緩和が進んで行った末、貧困層が激増しています。
また、昨今の「サブプライムローン問題」は、金融界が増える貧困層をさらに「食いもの」にしようとした結果と言えそうです。
日本も小泉政権が「新自由主義政策」を押し進めようとし、このまま行けばアメリカの姿は明日の日本の姿です。この本ではアメリカの現状が赤裸々に描かれ、この本を読んで、日本が進むべき方向を考えるのにいい機会となりました。
ああ、阪神タイガース!!
やっぱり阪神タイガースはセリーグ優勝を逃してしまった・・・。
秋風がやたらと身に滲みます。でもファン歴約40年、「自分の生きている間に阪神が優勝するところを見たい」という念願がかなった1985年、さらに2003年と2005年にもリーグ優勝してくれたのでもう満足!と自分を慰めるのでありました。
そこで阪神ファンでいることのメリット(?)を考えてみました。
・忍耐強くなる: 言わずと知れたことです
・人生の機微を知る: 「人生は思い通りにならないものだ」ということを身を持って知る
・足るを知る: 高望みせず、かつて優勝してくれたという思い出だけで十分満足!
・気持ちの切り替えが上手になる: そうでなければ阪神ファンは続けて行けない
・ちょとしたことでも喜べる: 思いもよらない勝ち方をしてくれるとものすごくハッピーな気分になる
・(これは欠点になるかもしれませんが)何ごとにも安心できない、疑い深くなる: いくら貯金があっても不安、絶対に安心という気持ちにならない。
・・・ ま、「出来の悪い子はかわいい」ではありませんが、これからもファンでいるんだろうなあ・・・(院長)