院内報「こころ」
Medical Journal KOKORO
◆当面の休診日のお知らせ◆
当面の休診予定日をお知らせいたします。
*9月:9月13日(土)、9月27日(土)は休診。
また、9月18日(木)夜診と9月19日(金)夜診は、電子カルテ本格稼動準備のため、休診いたします。
*10月:10月11日(土)、10月25日(土)は休診。
◎土曜日は不定期に休診いたしますので、ご予約なしに受診される場合は予め必ず電話にてご確認下さい。
・電子カルテがいよいよ本格稼動へ
前号でお知らせしましたとおり、当院での電子カルテの本格稼動が9月20日より始まります!!時代の流れとして導入いたしますが、慣れるまでしばらく時間がかかりそうです。「コンピューター画面ばかり見て、患者さんの顔を見ない」というふうにならないように心掛けたいのですが、当初は入力や操作に一所懸命になり勝ちになると思います。そこのところは、皆様の広いお心でご容赦ください! そこで、皆様へのお願いがございます。
●お一人お一人の入力や操作に当面時間がかかりますので、込み合う時間帯(特に午前診一番)をできれば避けていただきたく、また、午前診の最初(9時ころ)にお越しになっても、当面は待ち時間が長くなることをご了承お願いいたします。
●当面、診察予約を限定させていただきます。従って、ご病状の落ち着いている方は、次の診察の予約を少し先に延ばさせていただく場合がございます。また、当日の診察の進行が遅れる場合、本来の担当医とは違う医師が診察させていただくかもしれません。以上、ご了承お願いいたします。(院長)
特定健診・生活機能評価 後期高齢者健康審査 のご案内
本年4月から、今までの住民健診(堺市の「すこやか健診」など)が廃止され、生活習慣病を減らし医療費削減を目指す「特定健診・特定保健指導」(メタボ健診)が始まりました(その意味合いにつきましては、「こころ」誌第51号をご覧下さい)。さらに、65歳以上の方で、介護保険を受けていない方を対象に、身体機能を総合的にチェックする
「生活機能評価」(堺市のみ)も始まっています。
また、本年4月から始まった後期高齢者医療保険制度に基づき、75歳以上の方を対象とした健診(「後期高齢者健康審査」)も始まりました。混乱の中で始まり実施要領が二転三転し、当院でもなかなか手をつけられずにいましたが、ようやく9月から実施できる運びとなりました。但し、受診券などが役所から郵送された(特定健診・特定保健指導は健康保険組合から通知される場合もある)人だけが、これらの健診を受けることができます。また、実施要領の複雑さから、当院では、対象者を限定させていただいており、以下に該当する方のみ、予約で行います。
●特定健診:堺市国民健康保険の方に限定して実施いたします。堺市からの特定健診の案内通知 (赤色の封筒)が郵送されてきた方のみ行います。
(健診の結果、特定保健指導の対象者となられた場合は、当院では行なえません)
●生活機能評価:堺市からの案内通知(青色の封筒など)が郵送されてきた方のみ行います。
●後期高齢者健康審査:大阪府広域連合からの案 内通知(緑色の封筒)が郵送されてきた方のみ行 います。大阪府下在住の方なら当院で行えます。
非常にややこしい制度となっており、当院としては対象者を限定せざるをえません。また、実施の際には、通知の封筒の中に入っていた書類を一式持って来て下さい。
書類が不足する場合は行うことができません。紛失された場合は、役所に改めて再発行してもらう必要があります。
以上、詳細は受付にお聞き下さい。
☆今回始まった各種健診は、以前の健診に比べて制約されている(特定の人しか心電図や眼底検査が実施されない、検査項目が減ったことなど)ため、詳細な健診をご希望の方は、人間ドック等をお勧めいたします。
※余談ですが、先日、メタボリックシンドロームの診断基準が国際的に統一され、腹囲の測定が必須条件から外れました。今回始まった日本のメタボ健診では腹囲測定が必須で腹囲が基準値以上とされることがメタボリックシンドロームの診断条件とされているので、始めから批判が多かったメタボ健診開始の拙速さを早くも露呈する形となったようです。(院長)
その他の検診(堺市)のおすすめ
堺市では、従来からのがん検診は引き続き行われています。それも忘れずに受けて下さい! 下記の内、当院で大腸がん検診、肝炎検診を行っています。
●大腸がん検診:40歳以上の方対象。費用300円、65歳以上の方は無料。便を2回採取し、そこに血液が混じっているかどうかで判定します。無症状の人でも、当院で行って早期の大腸がんが見つかった人が毎年数人おられます。毎年受けていただきたい!
●B型・C型肝炎ウイルス検診:20歳以上の希望者(既に受けた人は除く)。HBS抗原、HCV抗体(簡易)のみ。無料。 ※但し、平成21年3月末まで。
●子宮がん検診:20歳以上の偶数年令の方対象。
婦人科等で行われています。費用500円。
●乳がん検診:30歳~39歳は視触診のみ、400円。40歳以上の偶数年令の方は、視触診とマンモグラフィー。費用は計900円。婦人科等で行われています。
●肺がん検診・結核検診:保健センターにて。要予約。
☆以上の検診の詳細は、保健センターにお聞きください。
歩くのが苦手な方へのアドバイス
「歩くのが健康に良いのはわかっているんだけど膝が悪くて・・・」等、運動法にお困りの方もありますが、そこで院長からアドバイス。
ラジオ体操は、優れた運動法!!
ラジオのNHK第1放送(666KHz)で朝6時30分から毎日流れているこの「ラジオ体操」、実は優れた運動法です!しっかりやれば結構エネルギーを使いますし、身体各部をまんべんなくストレッチすることになります。障害のある方も、できる範囲でやってください。毎日朝夕2回されることをお勧めします。 ※書店で本(CD付き)も売っています。
テレビゲームで楽しく運動を!!
実際にリモコンを手に持って体を動かしてゲームをする任天堂のWii(うぃー)が大人気ですが、子供だけに利用させるにはもったいない優れ者です! 実際、下肢の筋力低下がある患者さんで、これを使ってテニスゲームやボーリングを楽しんで体を動かされ、徐々に筋力が改善している方がおられます。リハビリに導入している施設もあると聞きます。楽しく体を動かされてはいかがですか? (院長)
「和食の素晴らしさを実感」
文:看護師・佐野亜紀
以前より、日本型の食事・和食中心の食生活が、健康・長寿に良いと言われていましたが、「ホントだな」と身をもって感じたことを書いてみます。
台湾に住んでいたことがあるのですが、魚に異臭がしたり、野菜も個性の強い味や香り、食べ方の不明な物が多く、肉中心の油も多用する生活になっていました。当然、体重も腹囲もうなぎのぼりのまま帰国しました。そして、日本の魚、野菜の美味しさを堪能しているうちに自然と体重が落ちて来ました(肉も食べています)。食べる量、運動量に変化は無いと思います。まだ元の体重ではありませんが、和食を楽しみつつダイエットできれば嬉しいです。(食いしん坊のまま大人になった私にはムリだろうと早くもあきらめムードですが・・・)
院長お勧めの本
●ちくま文庫:「思考の整理学」(外山滋比古著)520円+税
難しそうな題ですが、実際に読むと日常の物事を整理して考えるためのノウハウがわかりやすく書かれています(「見つめるナベは煮えない」(一つの事にこだわっているとかえって考えが進まない)などなど)。本の帯にも書かれていますが、「もっと若い時に読めばよかった」!!
北京オリンピックをTV観戦して
「夏休み」は暑さで外に行く気にもなれず、ひたすらTVでのオリンピック観戦で過ごしましたが、やはり選手たちの真剣勝負に臨む姿には感動しきり!
しかし、プレッシャーでミスしたり本来の力が発揮できなかったりする場面をみると我が事の様に胸が締め付けられました。 こういう時に時々思い出す「トラウマ」があります。(オリンピックとは比べ物にはなりませんが)自分が中学生の時、卓球部に所属し、奈良県大会の団体戦で、優勝候補の東大寺学園と対戦。対戦の組合せの運もあって、自分が勝てば我が田原本中学校が大金星を手にする、という状況になり、自分も絶好調で、あと1セットとれば勝利と言う時に、勝利を意識し過ぎて何でも無いミスを連発し、結局逆転負けを喫し、チームも負けたことがあります。このことをまた思い出し、しばらく当時の無念さが頭から離れなかったですぅ・・・。(院長)