◆当面の休診日のお知らせ◆
当面の休診予定日をお知らせいたします。
*4月:4月11日(金)の夜診は学会参加で休診。
さらに、4月12日(土)4月19日(土)は休診。
*5月:5月1日(木)の夜診、5月16日(金)の夜診は学会で休診。
5月17日(土)、5月31日(土)は休診。
*6月:6月14日(土)6月28日(土)は休診。
 
土曜日は不定期に休診いたしますので、ご予約なしに受診される場合は予め必ず電話にてご確認下さい。
 
4月から医療制度が変わります!
院長の見解を交えてご案内

 
【後期高齢者医療制度が開始】
 
75歳以上の方は、今までの医療保険(組合健保や国民健康保険等)から強制的に脱退させられ、
新たに創設された「後期高齢者医療保険」(都道府県のレベルで管理)に
全員加入させられることとなりました。
 
1.全員保険料を支払わなければならない
(最初は免除や割り引きがあるため、最初はあまり変化を感じられないと思います)。
 
2.年金から保険料を天引き
最初の免除や割り引き期間が終われば、月額1万円前後となる予定です。年金額の少ない人からも、容赦無く徴収されます。
 
3.保険料を滞納したら、保険証を取り上げられます。
 
4.75歳以上の人だけで医療保険を作るため、75歳以上の人たちの医療費が多くなると、保険料が釣り上げられて行く仕組みが導入されました。
一人でたくさん医療を受けている人が冷たい目で見られるような風潮が出てくるのが心配です。
 
5.75歳以上の人が受ける事のできる健診(以前の堺市の「すこやか健診」のようなもの)についてははっきりしていませんが、現在病気で医療機関にかかっている人は健診を受けることができない見通しです。
 
6.75歳以上の人が受ける事のできる医療を制限して行く方向性が打ち出されました。
今回は見送られましたが、かかれる医療機関や受診回数を制限して行くことを政府は考えています。
私としては、このような「高齢者虐待医療」とでも言える制度はぜひとも廃止すべし!と考えます。
 
【特定健診・特定保健指導が開始】
 
今までの住民健診(堺市の「すこやか健診」など)が廃止され、生活習慣病を減らし医療費削減を目指す「特定健診・特定保健指導」(メタボ健診)が始まります。
この健診は、「腹部に内臓脂肪がたまったメタボリックシンドロームの人は、脳卒中や心筋梗塞などの心血管疾患を起しやすい」という学説に基づき、実施されます。 
対象者は妊婦などを除く40歳~74歳の人全員。医療保険の方から、健診を受けるように各自に順次促されることと思います(今までの住民健診のように自由に受ける事はできません)。しかし、この健診に対して疑問の声が多々上がっています。
・メタボ健診の基準(腹囲の数値など)の妥当性に異論があります。さらに腹囲が基準以下なら血圧や血糖が異常でも保健指導の対象とされないため、健診の質が疑問視されています。
・病気はメタボリックシンドロームだけではないのに、他の疾患(腎臓病など)が見逃される恐れがあります。真の意味で健康診断を受けたいと思われるならば、このメタボ健診では全く不十分なので、人間ドックなどを別に受ける必要があります。
・保険者(国民健康保険ならば各市町村、組合健保なら各健康保険組合)に様々な義務が課されており、健診・保険指導実施率が悪かったり、メタボ該当者・予備群が減らないと、後期高齢者医療制度への財政負担を増やされる仕組みが入りました。市町村や企業は、財政負担を増やしたくないとの思いから、健診や保健指導を受けるように皆さんの尻をたたくでしょう。市町村においては、ただでさえひっ迫している地方財政にさらに悪影響を及ぼすと、この仕組みへの疑問が上がっています。企業においては、今後肥満者の採用を避け、太っている事が人事上不利になるのではと危惧されています。
・健診結果が国に把握されやすくなり、国家統制が進む恐れがあります。 以上のように疑問だらけのメタボ健診ですが、医療機関としては依頼があれば引き受けざるを得ません。メタボ健診に労力が奪われる結果、ただでさえ受診率が低いがん健診がおろそかにならないか心配です。(院長)

 
◆当クリニックの最近の話題◆
1.2月にデジタル・レントゲンを導入しました!!
レントゲンフィルムを現像する必要がなくなり、レントゲンを撮ったあと、すぐに画像が診察室のコンピューター画面に写し出されるため、レントゲン撮影後の待ち時間がうんと短縮されます。以下で述べる電子カルテと連動させる予定です。
 
2.今年夏に電子カルテを導入予定です!!
病院や新規に開業する医院では電子カルテを導入しているところが多くなっていますが、当院でも電子カルテを今年の夏に導入することにしました。診療情報のご提供や他の医療機関との情報のやりとり、過去の情報の管理等が、正確かつ迅速にできるなど、
診療に大いに役立つものと期待しております。慣れるまで、導入後しばらくはご迷惑をおかけすると思いますが、スタッフ一同鋭意研鑽に努めて行きます。
 
3.新規採用の職員が増えました!!
昨年末~本年始にかけて、諸般の事情で職員の入れ替わりが相次ぎ、新顔の職員が増えました。クリニックに新しい風が吹き込んで来ました!! フレッシュな職員をよろしくお願いいたします。(院長)
 
 
 
新スタッフ自己紹介コーナー
今年に入り、3名の新スタッフを迎え、クリニックもリフレッシュしました。宜しくお願いします。
看護師 中田清子
初めまして。一度はお仕事より離れておりましたが、心身共に健全である限り患者様に接していたいと思う気持ちから、1月23日より勤務させて頂いております。患者様とお話しできることに喜びを感じ、お名前とお顔を覚える事に懸命になっている毎日です。笑顔を絶やさず頑張ります。どうぞ宜しくお願い致します。
 
事務スタッフ 松本明子
2月26日より勤務させて頂いています。以前は河内長野市の診療所で受付・医療事務の仕事をしていました。様々な方と出会えるこの仕事が好きですし、お話を聞くのも好きなので、皆様、気軽に声をかけて下さい。これから成長して行きますので、どうぞよろしくお願い致します。
 
看護師 安里友子
NHK大河ドラマ篤姫でおなじみの鹿児島生まれです。家族構成は、夫、娘2人の4人家族です。趣味とは言えませんが、休日は家族みんなでドライブに行ったり、阪神タイガースの大ファンで甲子園に応援に行ったりします。ちなみに昨年は10回位足を運びました。今年結婚25年(銀婚式)を迎えます。記念として鹿児島に主人と旅行に行く予定です。選んだ理由は、主人に私の生まれ故郷を見てほしいからです。どうぞよろしくお願いいたします。
 
◇麻疹(はしか)・風疹の、定期予防接種の対象者が拡大されます◇
若い人の麻疹(はしか)の流行が続いていることを受け、この4月から5年間限定で、中学1年生高校3年生に麻疹と風疹の混合ワクチン(MRワクチン)が無料で実施されることとなりました。学校から案内があると思いますが、その案内に従って、各医療機関にて受ける事ができます。当院でも実施致しますが、ワクチンの取り寄せ等の準備が必要ですので、必ずお電話にてご予約下さい。なお、対象年令でない人は実費がかかります(8500円)。(院長)
 
 
★院長お勧めの本★
●【誰が日本の医療を殺すのか】本田宏著 780円 洋泉社
日本の医療がまさに危機的状況にありますが、その根本原因は「低医療費政策」にあります。読んでいて胸のすく思いがしました。昨今の医療危機の現状となぜ起こっているのかという事が、わかりやすく書かれています。皆様にぜひ読んでいただきたい!!
 
●【四国遍路】辰濃和男著 780円 岩波新書
患者のYさんからのご推薦の本です。筆者は以前朝日新聞の天声人語を担当されていた方です。ガイド本ではなく、遍路を続ける中で感じたその時々の心情が書き綴られています。読んでいて、いつか遍路に出かけたくなりました・・・。
 
●【断末魔の中国】柘植久慶著 700円 学研新書
中国に関する話題が多い昨今ですが、中国の実情を知りたいと思って読みました。 書かれている内容に少なからずショックを受けました。 北京オリンピックは大丈夫かなア・・・。