院内報「こころ」
Medical Journal KOKORO
当面の休診日のお知らせ
当面の休診予定日をお知らせいたします。
●12月3日(土)、12月24日(土)は都合により休診します。
<年末年始の休診予定>
★12月28日(水)午前診で、年内診療 最終です。(この日夜診はありません。)
★1月6日(金)午前診より、年始診療開始。
●1月7日(土)は休診いたします。
◎ご病状が不安定で、年末年始に近隣の病院に受診できるようお手配ご希望の方は、ご相談下さい。
◎土曜日は不定期に休診いたしますので、予約されていない場合は必ず電話にてご確認の上、ご来院下さい。
この冬のインフルエンザ事情
連日のように「鳥インフルエンザ」感染拡大懸念や「新型インフルエンザ」発生懸念の報道がなされていますが、確かにこの冬は大いに注意しておくべきでしょう。
20世紀中のインフルエンザの大流行は、世界で3回あり、『スペイン風邪(1918年)』『アジア風邪(1957年)』『香港風邪(1968年)』です。いずれも鳥のインフルエンザが関与しているとされており、ことに最悪の被害を出した『スペイン風邪』では死者が全世界で2000万人とも6000万人とも言われています(この当時、全世界の人口が12億人に過ぎませんでした!)。今年の鳥インフルエンザ感染の状況が、この『スペイン風邪』流行直前と良く似ていると言われています。現在中国や東南アジアで散発している、人に対する鳥インフルエンザ感染が、さらに形を変えて人間どうしの間に広がり始めると一挙に全世界に爆発的に流行するだろうと言われています。
もし、この鳥インフルエンザウイルスが突然変異して、人間どうしに感染する能力を獲得してしまった場合(『新型インフルエンザウイルス』が出現した場合)、全世界で1億5000万人が死亡する見込み と言われ、日本だけでも人口の25%、2500万人が感染し、17万人が死亡すると予想されています。
この『新型インフルエンザ』には現在のインフルエンザワクチンは効果がありません。そんな中、インフルエンザの治療薬の「タミフル」が注目され、『新型インフルエンザ』にも有効とされているために、各国政府がで「タミフル」の備蓄を開始し、今や「タミフル」の不足が深刻化しています。
この冬、「普通の」インフルエンザに罹ったとしても、「タミフル」を医療機関や薬局で出せない事態となる可能性が高いと言われ出しています(製薬企業はインフルエンザ流行期には何とか間に合うと言っているらしいですが・・・)。ただし、新聞報道でご存知と思いますが、「タミフル」自体もいろんな副作用を起す可能性があり、まずは予防に徹するしかありません!!
☆ワクチンも効果や副作用の点で問題がありますが、まずは「普通の」インフルエンザに罹らないために、ご老人や抵抗力が弱い方などインフルエンザにかかると大きな影響が出ると考えられる方々はワクチンを受けることをお勧めします(小児に対する効果は十分ではないと言われています)。
インフルエンザワクチンを希望される方は、まだ間に合いますので、受付までご連絡下さい。
◆初めて当院を受診される方(新患):3500円
◆前回受診から間があいている方(初診):2500円
◆定期受診されている方・2回目(再診):2000円
◎なお、65才以上の堺市民の方は費用の公的 補助があり1000円で接種できます。
☆『基本』に戻りましょう!!
*普段から、体の抵抗力を落とさぬように:過労、睡眠不足を避け、栄養をしっかり採る。
*流行時は人込みを避ける。
*外から帰ったら手をよく洗い、うがいをする。(ウイルスは手にも付着している!! 口からすぐに伝染する!!)
*加湿器を利用したり、ストーブにやかんをかけたりして、部屋の湿気を保つ。(院長)
口癖で人生が変わる!?
「どうせ自分は××だから」「△△するのはいやだな~」「自分がこうなのは◯◯のせいだ!」などなど、愚痴・不満・悪口などをつい口にしてしまいますね。でも、「口癖」が体に大きな影響があるのをご存知ですか?人体の新陳代謝・呼吸・循環・消化・ホルモンバランス・さらには感情面など、人体のありとあらゆるコントロールをつかさどっているのが『自律神経系』ですが、実はこの『自律神経系』は、(難しい表現になりますが、)「頭で考えたこと」と「実際に起こっていること」とを区別しないで反応するのです。すなわち、良いことをイメージすれば良い反応を、悪いことをイメージすれば悪い反応をひき起こします。前向きな生き生きとした考え方を普段する人は若々しくなり、後ろ向きに悲観的・否定的に考え勝ちな人は老けてしまう、という反応を『自律神経系』はひき起こします。ですから、悲観的・否定的な口癖をやめて、前向き・肯定的な言葉を口にするように心掛ければ、実際に理想とする自分に近づいていけると思います。同じ仕事をするなら楽しくするよう心掛ける、感謝の気持ちを常々持つなど、大いに心掛けましょう。このことは病気とのつき合い方にもあてはまります。病気になり悲観するとかえって病状を悪化させ、一方、病気とうまくつき合う位の気持ちで行く方がうまくいきます。病気を克服しようと必死な気持ちになってしまうことはかえってよくありません。「病は気から」と昔から言われていますが、昔の人は『自律神経系』のことを見抜いていたのでしょう。(院長)
新製品紹介:育毛剤『プロペシア』
この冬、脱毛に悩む男性待望の薬が発売されます!!その名は『プロペシア』。飲む薬で、勃起不全の薬(バイアグラなど)と同様、医師の処方箋が必要です。この薬も保険が効かず、1錠あたり 250円前後となりそうです(1日1回の服用を継続)。今までの外用(皮膚につける)育毛剤に比べて効果は非常に良いとのこと、私も期待しております。 しかし、 服用については何点かの注意が必要です。
(1)女性には禁止です。脱毛の原因の一つは実は男性ホルモンにあり、男性ホルモンが変化した物質が脱毛を促進させます。プロペシアはこの「男性ホルモンの変化した物質」を抑える薬で、女性が服用すると女性ホルモンなどのバランスを崩す可能性が高くなります。殊に妊婦が服用すると、胎児のホルモンバランスに悪影響が出るため絶対に服用してはなりません。
(2)成長期までの男性にも禁止です。前述のとおり、男性が男性として成長するためのホルモンに影響するため、成人男性しか服用できません。既に男性としての体が成熟している人が服用してもほとんど副作用がありません。
(3)脱毛しきった人が服用しても効果はありません。脱毛しかけている人に効果があるとされ、既にほとんど禿げてしまっている場合などは効果が期待できません。
以上より、この薬の適用は20~50才台位の男性で禿げかけている人となります。詳しくは院長にご相談ください。(院長)
ちょっと一息・・・
泉北ニュータウン各住区の名前の由来
(以前発刊されていた「泉北」誌より抜粋)
●宮山台:多治速比売神社があることから
●竹城台:竹林の多い小谷城跡であったことから
●若松台:松林が多く、昔「若松荘」があったことから
●茶山台:茶畑が点在し、秀吉へ献じたお茶所であった
●三原台:三田原という丘陵だった
●高倉台:高倉寺があることから
●晴美台:狭山方面への見晴しの良い場所だったという
●槇塚台:槇林が多かった
●桃山台:桃林が多かった
●原山台:昔、原山と呼ばれた場所で原山大師があった
●庭代台:上神谷村(にわだにむら)の頃、庭代と呼ばれていた場所
●御池台:御池山と呼ばれた場所
●赤坂台:赤阪と呼ばれた場所
●鴨谷台:鴨谷池があることから
●城山台:楠木正成の家臣、和田一族の山城があったことから
●新檜尾台:檜尾という土地名から
地名の由来は案外単純なものですね~。
でも由来を知るのは楽しいことです。(院長)