◆当面の休診日のお知らせ◆
当面の休診予定日をお知らせいたします。
 
※8月(下旬):8月29日(土)は休診。
※9月:9月12日(土)、9月26日(土)は休診。
※10月:10月3日(土)、10月17日(土)、10月31日(土)は休診。
 
土曜日は不定期に休診いたしますので、ご予約なしに受診される場合は予め必ず電話にてご確認下さい。
 
 
☆☆新型インフルエンザ流行!☆☆   
  最も暑いこの時期、例年ならインフルエンザの患者さんを診察するなど思いもよらないことでありますが、夏休み時期に入って以降、全国的に新型インフルエンザ患者が増えてきています。 お盆明けに「新型インフルエンザ流行宣言」が出されました。
 今や「真冬並みに」インフルエンザ対策が必要となりました。 当院でも御多分に漏れず、夏に入ってから新型インフルエンザらしき患者さんが数人受診されました。
 当初、新型インフルエンザの危険性は、通常の季節性インフルエンザと同等かやや強いくらいと言われていましたが、どうやら1957年の「アジア風邪」と同じくらいの危険性があることが分かってきました。すなわち、死亡率は0.5%位(通常のインフルエンザは、0.05%位)ということがわかってきたので、通常のインフルエンザの10倍以上の死亡率で、高齢者や基礎疾患(呼吸器疾患、糖尿病、透析を受けている人など)を持っている人など抵抗力が落ちやすい人はより一層注意が必要です。 しかし、若い元気な人も油断できません。 現在爆発的に流行している南半球、特にチリでは数万人が既に罹患し、元々元気な若者を含めて数百人が死亡しています(8月中旬現在)。
 また、厄介なことに、10分くらいでインフルエンザかどうか診断できる「迅速検査キット」での診断がしにくいことが分かってきました。 鼻に綿棒を突っ込んで行なう「迅速検査キット」は、新型インフルエンザの6割くらいが診断されないことが判明しました。 既に、高熱が出てインフルエンザかどうか心配で医療機関に受診して迅速検査を受けたものの、結果は「陰性」で「インフルエンザではないですよ~」と言われてホッとした人もおられるでしょうが、その中で実は新型インフルエンザであったと思われる人がかなりいたことになります。 その方々が感染拡大対策をせずにどんどん流行を広げていると思われます!!
 当院を含め一般開業医では、高熱で受診される方々を一般の方と事前に分けて診るなどほぼ不可能ですし、医療用マスクや消毒薬、検査キットなど、関連物品が品薄の状況が続いていて、さらなる流行にどう対処すればよいか、正直困っているのが実情です。
 
 ◆今一度、基本に戻って、個人個人が対策を!!
○新型インフルエンザを避けることはもはや不可能!十分な睡眠、栄養をとり、抵抗力を落とさぬように!
○人込みをできるだけ避け、外から帰ったら、まずは手洗いとうがいを! 医療機関では新型インフルエンザ患者さんの受診が増える(一般患者さんとできるだけ接触しないように努力はしますが限界があります)と予想されるので、医療機関受診後は特に励行を!!
○ワクチンに期待しないこと。(下記の記事参照)
○「咳エチケット」の徹底! 咳やくしゃみからウイルスは飛び散る! 風邪症状のある人こそ必ずマスクを!
○新型インフルエンザにかかったら、他の人が感染しないように配慮のこと! 疑いのある人は、医療機関に前もって電話して受診。 受診待ちは車の中などで。 診断されたら1週間は自宅で他の家族と離れて待機!
 
 ◆インフルエンザワクチンが不足する予想!
 現在生産中の新型インフルエンザワクチンは、医療従事者や抵抗力の弱った人を中心に、特定の人だけに限定される見込みです。 季節性のインフルエンザワクチンは新型インフルエンザには全く効きません!  また、季節性インフルエンザワクチンの2~3割を新型インフルエンザワクチンに振り向けているため、本年は通常の季節性インフルエンザワクチンが7~8割しか生産されず、各医療機関に対して通常の季節性インフルエンザワクチンが十分には納品されない見通しです。 当院でも、例年どおりの接種が出来ず完全予約で申し込み順に行う予定にしております(10月下旬ころから)。 はっきりし次第、ホームページ等でお知らせいたします。  (院長)
 
 
● 副院長、自治会長でがんばる!●
 昨年度(平成20年4月~平成21年3月)、自宅がある場所で、副院長が自治会長として奮闘いたしました。任務が終了するにあたり、自治会の機関紙に記事を載せてもらいました。 その記事をここにご紹介いたします。
 
     _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  嶋田文子
 
 平成20年度●●台●●自治会の会長をさせていただきました。至らない点が多々あったかと思いますが、1年間御協力ありがとうございました。連合の会長様をはじめ、役員の皆様には大変お世話になりました。この場を借りてお礼申し上げます。私が●●台に転居してきたのは平成18年8月、今でまだ3年足らず。会長に選出された当時はまだ1年半という状況で、新しく転居したものから班長をするということで、班長になり、くじ引きで当たり(?)を引き、右も左も分からないまま会長に就任しました。隣近所数件のお宅しか分からない状況でしたが、持ち前の楽観的な性格で「なんとかなるか~」という気持ちで引き受けました。毎月の定例会、委員会、行事への出席など忙しくはありましたが、楽しい1年間でした。●●台のことも少し分かりましたし、なんといってもいろいろな方と交流がもてたことが一番の財産です。
 ●●台在住は3年足らずですが、昭和63年に結婚と同時に原山台に引っ越してきてから泉北とのかかわりは始まりました。主人が当時国立泉北病院に勤務していたため病院内の官舎に住んでいました。はじめ自治会はなかったのですが、主人が初代の自治会長になり、官舎在住の職員同士の交流などに努めました。その後平成9年に庭代台に転居後、南堺警察の向かいで嶋田クリニックを開業しました。現在、主人と二人で診療に当たっております。昨今の医療崩壊はこの泉北地域も例外でなく、病院への緊急の紹介が非常に難しくなっている状況を実感していますが、少しでも地域医療に貢献できればと努力しております。
 超高齢化社会といわれ認知症患者が増加していますが、頭も身体も使う自治会活動に参加していただければ、認知症予防につながるかと思います。 (自治会報より転載)
 
 
●☆☆☆院長お勧めの本☆☆☆
 お盆休みをいただいて、自宅で読書三昧!  その中お勧めの本に出会いましたのでご紹介
 
 ◇朝日新書:「一日一生」(酒井雄哉著) 700円+税
 「現代の生き仏と称される酒井雄哉・大阿闍梨の慈雨の言葉。なぜ生きるのか。どう生きるべきか。苦しみや死をどう受け止めたら良いのか。人生に悩むすべての人に。」(表カバーのコメントより)
 題名のごとく、一日が一生、と思って生きる、その気概で一日一日を大切に生きなければ! 「結局、人は自分の歩き方でしか歩けない」「地べたに自分の足がつくことで、土地とふれあい、大地の力をいただくことができる。」などなど、心を元気にしてくれる語らいが満載! 今一度自分を見直す機会にさせていただきました。 ぜひ読んでいただきたい。
 
◇幻冬舎新書:「偽善エコロジー」:「環境 生活」が地球を破壊する(武田邦彦著)  740円+税 
 「「地球に優しい生活」は、じつは消費者にとって無駄でしかない。・・・エコ生活は、環境を悪化させ、企業を太らせ、国や自治体の利権の温床となっている。」(裏カバーのコメントより)そんなばかな!と思って手に取ったのがこの本を読むきっかけとなりました。 読んで納得! テレビなどのリサイクルも、結局はリサイクルがほとんどされず、リサイクル料が業者の丸儲けになっている実態、レジ袋や割り箸などをやめることがエコになっていると信じて疑わなかったが、実はレジ袋や割り箸は廃品活用になっていたものであった! などなど、目からウロコ!の内容になっています。 かたやコンビニからは期限切れの食品がいともたやすく廃棄されるような現状があり、本当のエコのためにはもっとほかの事に目を向けなければならないことに気づかされます。
 
 ◇日経BP社:(マンガ)「飲食店完全バイブル」: さすらい再建人マサが行く 1800円+税
 「繁盛店を作りたい人にお薦め」とありましたが、飲食店に限られるノウハウではなく、職員の問題、経営の姿勢など、我々開業医が読んでも十分にためになる本です。 店鋪経営に携わる人にお薦めです!   (院長)