★ 診療形態(診療日・診療時間等)を、

       大幅に変更いたしました! ★

    

 先般よりお知らせしましたとおり、診療日時が大幅に変更となりました。 改めて変更点の要点をお知らせいたします。 特に夜診の日時が大幅に変わりましたので、ご注意下さい。

   

 夜診が、月・水・金(週3回)になり、夜診の受付時間が、18時00分~19時30分となります。

  

 ●曜日の診療は、(原則的に)他の平日と同じように毎週診療いたします(他の平日と区別がなくなり、土曜日を特別扱いしません)。

   

 ●在宅医療を行なう日時も変更となります。

これに関しては、現在在宅医療を受けておられる方々に、直接ご相談させていただきます。

   

 ●今までと同様、院長(神経内科)は、予約での診療のみです。 但し、診療予約の時間枠が変更となります。 同じ時間に2~3人の予約を取り、当日の受付順に診させていただきます。 

    

 ●急なご体調不良時や内科疾患は、副院長(内科)がそのつど診察いたします。 副院長の診察は予約不要で、当日の受付順に診させていただきます。 普段院長が診させていただいている方も、院長が予約の方で手一杯の場合は副院長が(院長と相談しながら)対応させていただきます。

    

 詳細は、受付にお問い合わせ下さい。(院長)

     


    

 ◆ 健康教室のテーマを募集中!◆

    

 かつて当院では、皆様方のご健康の維持・増進のために、是非とも知っていただきたいことやご興味を持っていただけそうなことをテーマに、健康教室を行なってまいりました。 9月頃に久しぶりに健康教室を行ないたく考えております。 つきましては、只今テーマを募集しております。 スタッフに直接伝えていただくか、2階のエレベーターホールにアンケート箱を設置していますのでそちらにご希望をお書きいただいた用紙を入れてください。 よろしくお願いいたします。(院長)    

      


     

 ● 転倒を予防しましょう!●   副院長   

         

 ますます高齢化が進展する中、お年寄りの転倒に伴う骨折、ねたきり・要介護、死亡事故等の予防が大切となってきています。 転倒・転落による65歳以上の死亡者数は2012年は15年前1.7倍となる6667名。 特に不慮の事故による死因では、「不慮の窒息」(29.0%)に次いで、「転倒・転落」(19.6%)であり、「交通事故」(17.7%)による死亡よりも多くなっています。

    

 介護が必要になった理由においては、脳血管疾患(21.5%)、認知症(15.3%)、高齢による衰弱(13.7%)、関節疾患(10.9%)に次いでの第5位が転倒・転落(10.2%)です。 転倒により「大腿骨頚部骨折」を起こすと、手術治療が90%以上に行われるものの、日常生活の自立度は骨折前の56.2%から骨折1年後には38.9%に低下してしまいます。

    

 高齢者の転倒原因は、偶発的もしくは環境的な要因が31%、歩行やバランス障害・筋力低下による身体的要因が17%、めまいが13%。 家庭環境を見直して整備する(段差の解消など)ことで、特に転倒しやすい人の転倒率を38%も減少しました。 次いで、身体機能向上のための運動プログラムを行なうことで、約30%も転倒率が減少します。 特に太極拳は、重心の水平移動を意識することにより、バランス能力や姿勢制御のための筋力を向上させて転倒予防に役立ちます。

   

 一方、運動が苦手な人に対してはビタミンDの補充療法が考慮されます。 ビタミンD不足の人がビタミンDの補充により転倒率が43%改善します。

     

 転倒はいつも地面に這いつくばっていない限り、誰にでも生じる現象ですので、ある程度は避けられない偶発的な現象です。 しかし筋力やバランス訓練によって転倒しにくい身体を作り、環境を整備してつまづきや滑る機会を少なくし、さらに、栄養改善や骨粗鬆症治療などの、転倒しても容易に骨折しないような体づくりが必要です。

     


     

 ● 「あたりまえ」を見直す ●

       事務長  城 祐子

   

 今年もはや半分が過ぎようとしていますが、今年は本を読む事を習慣付けようと本の売り上げランキングを見て興味のある本だけ図書館で借りて読んでいます。 その中で「心配事の9割は起こらない」と題する本を予約してようやく読むことが出来ました。 全体的にも良かった本でしたが、特に印象に残ったところは、『「あたりまえ」を見直す:今ここにある幸せに気づく』と書かれた部分でした。

    

 筆者が「あたりまえ」の事がどれだけ有り難いことなのかを知ったのが、親を亡くした時だそうです。

     

「あたりまえ」ということを私なりに考えてみました。 朝起きたらご飯を作ってくれている、帰宅したらご飯が出来ている。 たまに休みの時位しか料理を作らないのですが、出かける時も多く、家の事は母親に任せっきり。 何かあれば助けてくれる友人がいる、職場では信頼出来るスタッフがいる。

    

 「いま」「ここ」にある「あたりまえ」の事にどれほど自分が支えられているか、癒され、励まされ、勇気づけられたりしているか人はあたりまえのことほど、それに対する感謝の心を忘れがちです。

     

 「あたりまえ」の事をもっと大事にしよう、感謝の気持ちを忘れずにいようと思いました。

     

 皆さんも、「あたりまえ」の有り難さを、ちょっとあいた時間に考えてみてはいかがでしょうか?

     


     

 ● 今までありがとうございました  退職のご挨拶 ●

  事務主任 宮崎朋子

     

 クリニックが開院して以来18年間勤めてきました。 1つのところに、こんなに長く勤めてきたのは私自身初めてです。 最初は子供も小さかったのでパートからでした。 その間、院内の勉強会や講習会、健康教室、食事会、慰安旅行とたくさんの行事やイベントを経験できたのもクリニックにいたからで、ほんとうに勉強になりました。 1泊での慰安旅行は金毘羅や白川郷、鳥羽、京都、小豆島、それから飛行機で湯布院にも連れて行って頂きました。 おいしいもの食べて、きれいな景色見て…

     

 気の利いた会話もできないし愛想もないとよく言われるのですが、毎朝始業前の朝礼では当番が決められ講習会で勉強したことや、みんなに知らせたいことを発表する時間があり、ここでも人前でスピーチするという場での経験を日常に活かせたかなと思います。

     

 また他のクリニックでは経験できない在宅医療にも関わることができました。 そこで思ったのは、やはりかかりつけ医をもつことは大事なことだと。普段元気な人でも定期的に健診を受けたり、風邪や体調不良の時にすぐにかかれる診療所を作っておくということ。 そうすることで、将来在宅診療が必要になった時に不安なくかかれるのだと思います。とはいえ、元気で外来で来られるのが一番ですよね。

     

 クリニックで出会った患者の皆様、ほんとうに長い間ありがとうございました。

     


   

☆☆ 今号の、院長のお勧めの本 ☆☆

      

 在宅医療でご自宅での看取りをさせていただくなど、人が亡くなる場面に数多く接してきましたが、「死とどう向き合うべきなのか」を考える機会が多く、こういう関連の本を読むことが多くなりました。「より良い死を考えることはより良く生きることにつながる」・・・下記の書籍はこのテーマを考えるのにお勧めです! 

     

 ◇宝島社新書:「人は死ぬとき何を後悔するのか」

  小野寺時夫著 762円+税 

     

 現役のホスピス医が看取った患者さんから聞いた「後悔」の数々の実例が披露され、死に際に後悔しないために今しておくべきことが述べられています。

    

 ◇ディスカバー:「あした死ぬかもよ?」

 ひすいこたろう著 1200円+税

      

 副題に、「人生最後の日に笑って死ねる27の質問」とあります。 今、自分が死に直面していると想定しながら、自分に問いかけていくという方法が述べられ、後悔しない生き方をしたいと心から思えるようになりました。 「いつかやれたらいい」と思っていることを今日から始めなければ!