◆当面の休診日のお知らせ◆
当面の休診予定日をお知らせいたします。
*10月2日(土)、10月29日(金)の夜診、10月30日(土)は休診します。
*11月20日(土)、11月24日(水)も休診します。 お間違えのないようご注意下さい。
 
◎土曜日は不定期に休診いたしますので、ご予約なしに受診される場合は必ず電話にてご確認の上、ご来院下さい。
 
 
インフルエンザワクチン接種のお知らせ
 例年通り、当クリニックではインフルエンザワクチンの接種を行います。インフルエンザは特に1月~2月が流行時期で、インフルエンザワクチンを打つのであれば、流行期の前に打つ必要があり、10月末頃~12月末の期間に打つ必要があります。インフルエンザワクチンについては、?効果の不確実性?ワクチンの副作用の可能性等、問題も指摘されていますが、当クリニックでは、ご老人や抵抗力が弱い方などインフルエンザにかかると大きな影響が出ると考えられる方々は受けることをお勧めします(小児に対する効果は十分ではないと言われていますので、15歳以下の方は最低2回打つ必要があります)。
 ワクチン接種を御希望の方は、10月に入りましたらご予約受け付け開始いたします。ワクチンは実費ですが、65才以上の堺市民の方は費用の公的補助があり1000円で接種できる予定です。
 詳しくは受付までお尋ねください。(院長)
 
 
肥満を予防・改善する生活とは
  健康力を引き出すダイエット

 ようやく酷暑から解放され、今までの運動不足をこの秋解消するぞ!と意気込んでおられる方も多いことでしょう。この夏増えた体重を減らそうと「ダイエットしたい」とお考えの方もおられるでしょう。『健康力』を引き出すダイエットとは、どう行えば良いか、その要点を延べたいと思います。
 
ダイエットを成功させるには、
(1) 消費するエネルギーを増やすか、
(2) 摂取するエネルギーを減らすか、どちらかの方法しかないのです。
 
<1. 消費するエネルギーを増やすために>
 まず知っていただきたいのは、消費エネルギーには、たとえ全く体を動かさなくても、体温の維持・消化・呼吸などで消費される「基礎代謝」というものがあり、これが全消費エネルギーの、なんと約7割も占めるのです!!
 中年以降ではこの「基礎代謝」が減少するため太りやすくなります。この「基礎代謝」を左右するのが筋肉量です。筋肉量を減らさぬように、軽い運動を短時間でも良いから継続することがダイエットの成功のカギです。
 ただ、たとえば1時間しっかりとウォーキングしても消費されるエネルギーは約240Kcalで、これは少し多めのごはん1膳分にしかなりません。
 「今日は運動したから」と少し食べ過ぎると、かえって体重が増えることとなります。
 
<2. 摂取するエネルギーを減らすために>
 人体は、「体重が減るという状況に敏感に反応してしまう」ということを念頭に置く必要があります。極端に食事制限をして短時間にやせた場合、人体は体重を取り戻そうとして「リバウンド」が起こりやすくなります。また、食事回数を減らすと人体は「基礎代謝」を落とし、次回の食事の吸収をよくしようとして、かえって太ってしまうことがよくあります。
 食事は3食規則正しくたべ、栄養のバランスはくずさず、1回の食事が腹7分目(8分目と思うとつい食べ過ぎてしまうので)になるようにするというのがポイントで、時間をかけて体重を減らすようにすることです。
 なお、人体は昼にエネルギーを消費し、夜にエネルギーを蓄積するようにできているので、夕食が遅くならぬようにすること、また、時間をかけてよく噛んで食べることで満腹中枢を刺激して食べ過ぎを防ぐことも大切です。
(健康日本 '04.9 より改変)
 
 
海外旅行に薬を持参する際の注意
「日本人が米国で睡眠薬持参で逮捕」

 3年前の米国同時多発テロ以来、特に米国(ハワイも含む)では空港での手荷物検査が強化されていることはご存じと思います。糖尿病患者のインスリン注射器が麻薬を打つための注射器と間違われたり、日本で白い粉薬が炭疽菌や麻薬と間違われたりして空港に長時間拘束される例が多発しています。さらに日本では服用可能な睡眠薬が、米国では麻薬取締法に抵触する場合があり、実際に睡眠薬を所持していた日本人が逮捕される事態も起こりました。テロの激化でトラブルの急増の恐れが指摘されています。
睡眠薬や精神安定剤等の向精神薬や麻薬に類する薬剤、インスリン等の注射器の持ち込みは特に事前にお問い合わせ下さい。
(ex.フルニトラゼパム製剤(商品名:ロヒプノール、サイレース、ビビットエース)は米国への持ち込みはどんな場合でも一切禁止)
 
◎日本旅行医学会では、注意を呼び掛けています。
 『米国に薬物を持ち込む際のルール』
 (1) 薬剤や類似物は、適切な表示が必要。
 (2) 滞在に必要な量と予備だけを持参する。
 (3) 使用法などを明示した「英文証明書」が必要。
 (4) 薬剤は必ず税関で申告する。
 (5) 「英文証明書」に主治医の連絡先を明示。
 
◎「英文証明書」は厳格な書式があり、下記の団体・会社にお問い合わせの上、作成依頼下さい。
 
◇日本旅行医学会 http://www.jstm.gr.jp/
英文証明書や診断書等を作成する学会認定医のリストを掲示
 
◇オブベース・メディカ http://www.obm-med.co.jp/
英文証明書や診断書などの作成依頼、渡航前の医療相談
 
◎米国だけでなく、渡航先によっては厳格な手続きを要求される場合があるので、詳しくは、厚生労働省医薬局監視指導・麻薬対策課や近畿厚生局薬事監視専門官にお問い合わせ下さい。(院長)
 
◇厚生労働省医薬局監視指導・麻薬対策課
 TEL 03ー5253ー1111(内線2784)
◇近畿厚生局 
 TEL 06ー6120ー3322

 
 
◇週1時間の速歩きで血圧降下◇
 血圧が高いため、治療中の方も多くおられることと存じます。
 担当医から生活指導として、減塩、肥満対策、運動の励行などがなされ、それでも血圧が改善しない場合は、降圧剤を服用していただくこととなります。日本人の場合、脳梗塞や心筋梗塞等の血管障害の原因の第1位がこの高血圧であるため、血圧を適正に維持することは重要です。
 一般に血圧は運動で下がることが知られていますが、いったいどのくらい運動すればよいのか、このたび研究発表されました。「1週間に合計1時間以上、速歩きすれば血圧が下がる」ことが判明。週1回まとめても、回数を分けても効果があり、1時間以上の場合と1時間ちょうどの場合では、効果に大差はなく、1時間が最適であると結論付けています(国立健康・栄養研究所と国立療養所中部病院の調査)。血圧低下の割合は、血圧の高い人ほど低下する値が大きい傾向があり、最高血圧160mmHg以上の人で平均15mmHg低下、最高血圧140~150mmHgの人で平均5mmHg低下したとの数値が出ています。表面でダイエットのことを書きましたが、血圧も下げるとなると、これはこの秋から速歩きしないわけにはいきませんゾ!
(院長、 アルフィックス情報より改変)
 
 
◆月曜日は脳卒中発作にご注意!◆
 脳卒中発生状況の研究で、週間変動があることが明らかになりました(鳥取大学医学部の研究)。性別・年令を問わず、月曜日の発症が一番多く、木曜日も比較的多いこと、一方、日曜日が最低となることが判明。
 このことは、「脳卒中の発症が、仕事とストレスに大きな影響を受けていることを表わすと考えられる」としています。(なお、季節間の変動では、夏の発症が最低、冬の発症が多かったとのこと。)
 以上のことから、脳卒中をはじめ、病気がいかに仕事やストレスから大きな影響を受けるか分かります。
 日々の健康管理、ストレス対策にご留意下さい。
(院長、エキスパートナース 04.9 より)