院内報「こころ」
Medical Journal KOKORO
◇休診予定日のお知らせ◇
当面の休診予定日をお知らせいたします。
お間違えのないようご注意下さい。
*当面の土曜休診日:
6月14日(土)、7月5日(土)、7月19日(土)、
8月2日(土)は休診。
*夏期休診期間:
8月10日(日)~17日(日)
医療・医学トピックス集!
最近の医療・医学のニュースから、患者の皆様に特に関連すると思われるものを、院長のコメントを交えて、以下にまとめてお知らせします。(参考資料:クラヤ三星堂薬報 他)
1. 「たばこ広告禁止・警告表示を拡大」:規制条約をWHOで採択
喫煙による健康被害の防止を目指す「たばこ規制枠組み条約」が5月21日、世界保健機関(WHO)総会で採択されました。たばこ広告の原則禁止を打ち出し、多くの国が署名・批准の意向を表明しており、早ければ年内、遅くとも来年中には発行する見通しです。
このことは、単に広告上の問題に留まらないでしょう。すでに日本では「健康増進法」が最近施行され、学校・病院・百貨店・駅・金融機関など、公共施設の喫煙を原則的に全面的に禁じることとなりました。本人が喫煙していなくても他人のたばこの煙を吸わされることによる健康被害が重要視されていますが、好ましいことと思います。医療の分野でも、喫煙する医師に専門医の資格を与えないとする学会が出てきました。院長個人として、喫煙をする医者は医者としての資格はないと考えています。
ちょっとした症状や検査値の異常を気にされる患者さんが、タバコを吸うことを止めないということがよくありますが、「喫煙には百害あって一利なし」ということが分かっているのに・・・と矛盾を感じます。ガン・各種生活習慣病はタバコでぐんと罹る可能性が増えます!!
今後、タバコに対する「風当たり」はますます強くなって行きますので、そろそろ本気で禁煙に取り組まれてはどうですか?(院長コメント)
2. がん死招く、太り過ぎ。米国がん協会などの大規模調査で判明
太り過ぎていると、様々ながんで死亡する率が上昇することが、米国がん協会などが行なった大規模調査で判明しました。肥満の指標であるBMI値が正常な範囲(18.5~24.9)を超えていると、がんで死亡する恐れが高まり、特にBMIが40以上の場合、がん死亡率が男性は52%増え、女性は62%も増加することが判明しました。
(※BMI:体重(Kg)÷身長(m)÷身長(m)。
注意:身長を、cmではなく、mで計算する)
BMIが40というのは、アメリカならではのかなりの肥満をあらわしますが、いずれにしても、タバコ同様、
「肥満も万病の元」と言えそうです。
過食は慎まねばなりませんが、適度の食事をとりつつ、しっかりと運動することで、適正体重に近づけていく努力を!! 私もがんばります!!(院長)
3. 「120~80」は高血圧予備群。
米国で新基準が示される
米国心肺血液研究所は、5月14日、高血圧の予防と診断、治療の新基準を発表し、従来は「正常」としてきた、最高血圧が120~139で最低血圧が80~89の人でも高血圧症の予備群と位置付けました。この水準でも運動や食事制限などが必要とされました。)
新たな基準は、最低血圧が高い場合よりも最高血圧が高い方が、心臓病の危険が高まるとの考え方に基づいています。
血圧は時々刻々と変化しますし、年令、病状などを総合的に考えてその個々人の目標血圧を設定すべきと私は考えます。アメリカの基準をそのまま日本人に当てはめるのはどうかと思いますが、『適正血圧』が従来よりも低めに設定すべきことは事実と思います。(院長)
新スタッフ自己紹介コーナー
看護師 千葉 愛(本年1月入社)
これまで、病院で夜勤などもしながら働いていましたが、昨年の3月に結婚退職し、今年に入るまでは専業主婦でした。約10ヶ月仕事をしていなかったので働き初めの頃は何をしても失敗し、少し落ち込んでしまった時期がありました。しかし、一緒に働いているスタッフの方々や当院に受診される患者の方々の広い心と温かい励ましの言葉で勇気づけられ頑張ることができました。数カ月が過ぎ、ようやく心にゆとりが持て、少しはみんなの役に立てているかな?と自信が持てるようになり、仕事に来るのが楽しくなりました。もう知られているとは思いますが、私はビックリされるほどマイペースで、何をするにも人の2倍はかかると自分でも自覚しているほどなので、これからもご迷惑をかけてしまうと思いますが、一生懸命頑張りますので宜しくお願いいたします。
看護師 工藤真理のエッセイ
異文化コミュニケーション
日曜日、選挙会場へ。 昼食の後の気怠さもあって校庭を覗いてみた。水涸れした小便小僧の横に、小鳥のケージを発見。静かだ。目を凝らして覗くと、うっとりと毛繕いしているカップルが見えた。少し変である。セキセイインコと文鳥なのだ。
インコは空色の胸板に透明感のある鼻筋。 美男子。(昔飼っていたペットの<隼人>によく似ていた。)どちらも同じ仲間はいない様子だ。 白い小鳥は、3羽寄り添っていたから。
その後、インコは止まり木を右に左に動きながら、文鳥に囁く。 嘴をコンコン。「プレゼントだよ。」一度嚥下した餌を文鳥にやろうとする。ディープだ。親子だと離乳食なのだが。 文鳥は、拒否する。そのうち、もぞもぞにじり寄るとさりげなく片足で文鳥の尻尾をつかもうとした。気配を察知し、するりと逃げられる。 しばらくは鬼ごっこが続いた。「ちょっと何すんねん!みえみえちゃう?」 「まあまあ・・。」 ブランコにも追いつき何事もなかったように揺れている。
あまりにも、性急すぎたか。(「がんばれ、若造!」)恋の駆け引きの鳥模様だった。インコは鼻の上が性別で色が違うので分かりやすい。発情期は濃くなるし。文鳥はどこで見分けるのか?ご存知の方おられたら耳打ちして下さいね。 小学校では、飼育環境があまり良くなくて、生き延びることが出来ないペットも多いです。数ケ月後に変わった珍鳥が生まれているかもしれません。また覗きに行こうかな。
嶋田クリニック健康教室のご案内
第14回『院長 医者人生を語る』
『不眠症とその対策』
◎日時:平成15年7月15日(火)
午後1時30分~(約1時間半)
◎場所:栂文化会館3階視聴覚室
今回の健康教室は、今までと趣向を変えて、 院長の医者人生を振り返ってのよもやま話です。患者の皆さんのお役に立ちそうな事をざっくばらんに語ります。さて、どんな話になるのやら。
※参加費無料。資料準備の都合上、参加ご希 望の方は受付までお申込み下さい。当院の患 者さん以外の御参加も歓迎いたします。