院内報「こころ」
Medical Journal KOKORO
<休診日のお知らせ>
*7月18日(木)の夜診は、都合により、
1時間遅れの17時30分開始となります。
*7月31日(水)は休診となります。
*また、8月11日(日)~20日(火) の期間は夏季休診となり全面 休診となります のでご了承下さい。
(エレベータ設置工事の 為、長めの休診となりますのでご注意下さい。)
また、当クリニック休診期間中ご体調をくずされる時は、下記の医療機関をご利用下さい。
◎急病診療センター(12/30~1/4)
泉北: 92ー0099
宿院: 23ー6170
(詳しくは、広報さかいをご参照のこと)
◎ベルランド総合病院
34ー2001
◎馬場記念病院
65ー5558
(以上、2病院は院長が登録医になって いますので、日頃嶋田クリニックにかかっていることを電話で言われると診ていた だけると思います。)
◯大阪南脳神経外科病院
0723ー66ー5757
◯近畿大学医学部堺病院
99ー1120
◯泉北陣内病院
99ー2020
◯清恵会病院
59ー3471
なお、他院を受診される時に備えて予め紹介状をご希望の方はお申し付け下さい。
お待たせいたしました!
エレベーターが設置されます!
夏季休診期間を利用して、クリニック専用のエレベーターが設置される事になりました。裏の駐車場と薬局のある地階(西側1階)、 ビル正面入り口のある階(東側1階)、クリニックのある2階が一つのエレベーターでつ ながり、駐車場から車いすでも昇降していただけるようになります。なお、エレベーターはクリニックが私費を投じて設置するもので、 クリニック受診の方のみしか使用できないようにいたしますのでご注意ください(監視カメラを常時稼動させます)。今まで、足の不自由な方も急な階段を昇り降りしていただいておりましたが、これでようやく受診していただきやすくなり、クリニック一同、ホッとしております。工事の為、今年は夏季休診期間が長くなりますが、ご了承下さい。
B型C型肝炎ウイルス検診開始の
お知らせ(堺市民検診として)
輸血歴のある方など、ご本人の知らないうちにB型・C型肝炎ウイルスに感染し、調べたら慢性肝炎や肝硬変になっていた!!というようなケースが出てきています。8月から、40才以上の堺市民を対象に、従来から行なわれているすこやか検診に追加して、B型・C型肝炎ウイルス検診を行なうことができることになりました。ただし、年令や病状により行なえない場合があります。詳細は、受付をはじめ、当院スタッフにお聞き下さい。(「広報さかい」をご参照下さい。)
第11回健康教室(7/11)のご報告
『介護福祉用品の上手な利用法』と題した健康教室を去る7月11日に開催いたしました。暑い日にもかかわらず、約60名ものご参加をいただき、有難うございました。当日は、介護福祉用品を扱う卸業者(KSK社)や販売業者の方々に来ていただき、介護者・要介護者ともに快適な生活を実現するため、介護保険を活用して住宅改修や介護福祉用品の利用をどう進めるかについて、分かりやすくお話していただきました。介護福祉用品の展示や個別 相談コーナーも設け、盛況でした。ご出席者以外で、当日の資料のご希望の方は受付までお申し出下さい。
ペットとのいい関係を!
『人畜共通感染症』の警告
かつては庭先などにつながれていた犬が、今や家の中を自由に駆け回っていることに代表されるように、ペットとの付き合い方が『親密』になっている傾向にあります。「ペット」ではなく家族と同列と感じる飼い主さんもおられます。しかし、健康上の観点からは動物との濃厚な接触には注意すべきことがあります。
まず、動物の毛などがアレルギー性の喘息や皮膚疾患等の原因となる場合があります。また、人間にとって有害な病原体をペットが持っている可能性が多々あります。たとえば、鳥類はクラミジアという病原体を保有している場合が多く、インコなどの小鳥に口移しで餌を与えると感染の危険が高まります。『オウム病』はその一つで、肺炎様の症状となります。猫や犬の多くが猫回虫・犬回虫を保有しており、糞からの経口感染で回虫卵が人体に入り、幼虫が肝臓や眼などの臓器を侵すことがあります。さらに猫はトキソプラズマという病原体を広く保有し、妊婦から胎児に感染して脳障害を起こすなどのケースが知られています。
これらの『人畜共通 感染症』は決して多くはありませんが、気がつかぬうちに感染していることがあるため、体調不良があって医者にかかる時には、動物を飼っていることを必ずお話下さい。また、口移しなど、動物の口の中の物が人間の口に入る事態は避ける、動物を触ったあとは必ずしっかり手を洗う、尿や便はすぐに始末する、一緒に添い寝しない、などルールを守って、良い関係を保ちましょう。
疲れを残さぬ為に:快眠の秘けつ
暑さが厳しいこのごろですが、この時期は特に睡眠をしっかりととって、疲れが翌日に残らないようにしたいものです。「快眠」の秘けつを伝授いたしましょう。
1. 昼間は日光を十分に浴びる
生体リズムを調節する「メラトニン」というホルモンは、日中に日光を十分浴びることでしっかり分泌され、夜間の睡眠を改善させます。
2. 20分程度の昼寝が効果的
最も眠気を生じやすい午後1時~3時頃に20分程度の昼寝をすると夕方の活動性を増し、結果的に夜の睡眠が充実すると言われています。ただし、長い昼寝は厳禁!?寝つけぬ時は一旦寝床を離れる。
20分以上寝つけぬ場合は一度起きて別 室でくつろぎ、再び眠くなってから床につくようにしましょう。寝床に入れば眠くなるという条件反射を体に身につけさせる為です。
3. 睡眠前(直前すぎないこと)の軽い運動と入浴が睡眠を助けます。以上、一度お試しあれ!!
(参考文献:フジサワすいみんing 2002.No.3)
当院看護婦・工藤真理のエッセイ
華岡青洲と蔓陀羅華?)
6月8日、我が家に蔓陀羅華の花が咲いた。数年前に知人の庭から実をもらい種を蒔いた苗が、この時期夏の訪れを告げてくれる。気温の上昇と共に葉を伸ばし、ある夕暮れに甘い匂いで開花を知らせるのだ。別 名を朝鮮朝顔といい、白いラッパの様である。
華岡青洲は、1760年に医者の子として生まれ、自身も外科医と成る。その当時は麻酔も無く、手術は激痛で命を落とす人も多かったようだ。彼は薬草の栽培・研究に20年の歳月をかけ、ついに麻酔薬を発明する。
「通仙散」はこの蔓陀羅華が主成分である。1804年にこれを使い、全身麻酔で乳ガンの手術が行なわれた。エーテル麻酔が発明される40年も前の話である。 実用化する前には、もちろん人体を使っての実験も行なっている。作家、有吉佐和子の小説「華岡青洲の妻」にこのあたりの話が詳しく書いてあるので、一度興味のある方はお読み下さい。若い頃この本を読んで、「嫁と姑の確執」について印象が深かったのを思い出した。そういえば花も濃いニュアンスがあるな・・・。
受診される方へのお願い(院長より)
*月が変わるごとに、受付に保険証のご提示 をお願いいたします。
*薬の情報提供書(薬局でもらわれる分)を 受診時にお持ち下さい。薬についての正確な 情報交換やご説明に必要です。